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OpenSea(オープンシー)の始め方・使い方|世界最大のNFTマーケットプレイス!登録方法〜出品方法まで詳しく解説
OpenSeaは誰でも簡単にNFT取引できるって聞いたけど、今からチャレンジしても遅いのかなぁ
仮想通貨市場が大きく落ち込んでいるけど、今後NFT市場が伸びる可能性は十分にあるから、今のうちにチャレンジした方がいいよ
世界最大のNFTマーケット・OpenSea(オープンシー)は2021年の後半から急速に市場を拡大しました。
出典:DappRadar
※データは2023年11月19日時点
しかし、仮想通貨が冬の時代に突入したこともあり、2022年の11月までに取引高が過去最高から99%減少しました。大きく下落していますが、今後NFT市場が伸びる可能性が高いため、今は準備の時期として捉えることが大切です。
この記事では、OpenSeaの使い方や出品方法を分かりやすく解説します。最先端のNFT技術を使いこなして、収益の獲得を目指しましょう!
OpenSea(オープンシー)とは?
名称 | OpenSea |
売買NFT | アート・ゲーム・音楽・カードなど |
手数料 | 販売手数料:売買額の2.5%(Pro:0.5%) 初回出品手数料:無料 購入手数料:ガス代あり 価格変更手数料:ガス代あり |
対応チェーン | イーサリアム・ソラナ・ポリゴン・クレイトン・テゾス |
月間取引額 (2023年11月19日時点) | 7,634万ドル |
運営企業 | OpenSea社 |
公式サイト | OpenSea |
参考:dappradar
OpenSeaとは、NFTコンテンツの販売・購入・二次流通(転売)が可能なプラットフォームです。
アート・ゲームアイテム・音楽など、さまざまなNFTを取り扱っています。
以前まではソラナチェーンに対応しているマーケットプレイスはMagic Edenが最大規模でしたが、OpenSeaが対応し始めたことで競争が生まれています。
ソラナチェーンは現在流行しているMove to Earnサービスに多く使われているチェーンで、今後はさまざまなMove to Earnスニーカーを取引できるようになるかもしれません。
世界初・世界第7位のNFTマーケットプレイス(2023年11月19日時点)
OpenSeaは世界初のNFTマーケットプレイスで、NFT取引量は2023年11月19日時点で世界第7位です。
使い方が簡単な上に、誰でも簡単にNFTを出品できるのが特徴です。著名人から一般のクリエイターまで、幅広く利用されています。
ただ、最近はBlur(ブラー)との覇権争いや、ロイヤリティー問題が明るみになったことで揺れたOpenSeaは過去トップだった取引高も7位まで落ち込んでいるのが現状です。
乱立するNFTマーケットプレイスの中で生き続けることの難しさが感じられます。
NFTマーケットでは自分の作品に値がついたり、転売されたときに売り上げの一部がもらえたりするから、クリエイターとしては挑戦したくなるよね
2017年にニューヨークで創業。現在の評価額は100億ドル
OpenSeaはNFT業界の中では最古参レベルの企業で、2017年に運営を開始しました。
近年の世界的なNFTブームの流れに乗り、事業規模を急速に拡大しています。2022年8月時点、OpenSeaの評価額は100億ドル(約1.14兆円)相当といわれていました。
たった4年で世界的な大企業まで上り詰めたんだね
2021年8月時点で月間取引高1,300億円を突破
OpenSeaの取引高は2021年後半にかけて一気に増加しました。
7月の売上高は約3億ドルでしたが、翌8月には10倍以上となる30億ドル(1,300億円)を記録しました。
最高記録をつけた8月以降も売上高は安定したことで、投資家からも注目が集まりましたよね
2022年に仮想通貨が冬の時代へ突入し、取引高が過去最高から99%減少
2022年には前例のない戦争や世界規模の感染症が流行し、仮想通貨市場は冬の時代に突入しました。OpenSeaの取引高は過去最高額と比較しても、約99%減少しています。
しかし、NFT全体の実用性は高まってきており、NFTの技術を活かした新規事業を立ち上げる企業は増えてきている状態です。将来的に伸びる市場であると判断して投資をする人も増えているため、今のうちに準備をしておくことが重要と言えます。
OpenSeaのCEOも、この冬の間にNFT全体で革新と実用性が爆発的に高まると予想していましたよ
2023年2月18日、取引手数料を期間限定で無料にすることを発表
2023年2月18日、Openseaは競合のNFTマーケットプレイス「Blur」の猛追を受け、3つの方針転換を発表しました。
- OpenSea手数料を期間限定で0%へ変更
- オンチェーンの施行なしで全コレクションのクリエイター収益を最小で0.5%へ移行
- ポリシーに同意するマーケットプレイスはフィルターでブロックされない
Openseaのロイヤリティ(取引毎にクリエイターへ入る収益)変更はNFT市場に衝撃を与えました。これまで他のマーケットプレイスがロイヤリティを下げる中、Openseaは高水準を維持し、クリエイターファーストを貫いていたからです。
また、以前はBlurをブロックしていましたが、今後はブロックしない方針を発表しました。これによりNFTマーケットプレイス間での取引の流動性が上がります。
ロイヤリティ収益の低減がOpensea利用者の増減に大きく影響すると考えられ、今後のOpenseaや競合マーケットプレイスBlurの取引量の推移が注目されます。
参考:CoinPost
取引による収益を見込んでいたクリエイターは大きな収入減が亡くなって困惑しそうですね…
2023年4月5日、NFTプロトレーダー向けサービス「OpenSea Pro」公開。Blurに対抗か
2023年4月5日、OpenSeaはNFTのプロトレーダー向けにOpenSea Proを公開しました。傘下のGem V2からリブランディングしたもので、NFTマーケットプレイスの覇権争いを繰り広げるBlurに対抗したサービスの発表となります。
Blurとの違いはトレードするごとにNFTを付与する方式をとることです。ライバルであるBlurはトークンをトレード毎のインセンティブとし、一時期話題を集めました。
機能は他にも以下のものがあります。
- ライブミント
- リスティング無料
- まとめて売買が可能
- ガス代の最適化
- 170超のマーケットプレイスからの集約 など
2023年4月現在、月間取引高で世界第2位のOpenSeaですが、Blurから首位を取り返そうと様々な打ち手を講じています。
参考:CoinPost
Blurとの月間取引高の差は約3倍もあり、かなり引き離された状態です
OpenSea(オープンシー)を使用するメリット
OpenSeaを利用するメリットは以下の4点です。
- NFTの作成が誰でも簡単にできる
- 取り扱えないNFTはほぼない
- マルチチェーン対応でガス代を抑えられる
- ジャンルごとの価格変動が一目瞭然
NFTの作成が誰でも簡単にできる
OpenSeaは使い方が簡単で、誰でもNFTを作成可能です。公式サイト内は部分的に日本語化が進んでいるため、英語が分からなくても利用できます。
NFTの作成や出品に費用がかかるマーケットプレイスもありますが、OpenSeaでは無料でNFTを作成できます。
なお、OpenSeaの出品時にかかる手数料は以下の通りです。
- NFTの作成…無料
- NFTの出品…無料
- 販売手数料…NFTが売れた段階で、販売額の2.5%が徴収される
他のマーケットプレイスよりも出品手数料が安く済むため、クリエイターから人気を集めています。
もともと出品時のガス代は5,000~15,000円前後かかっていたけど、今は無料で出品できるよ
OpenSea(オープンシー)で取り扱えないNFTはほぼない
OpenSeaでは、ありとあらゆるNFTに対応しています。例として、以下のNFTが挙げられます。
- アート
- 音楽
- ドメイン
- 仮想空間
- トレーディングカード
NFT化できるデジタルデータであれば、基本的に何でも出品可能です。
作品の幅が広く数も多いため、他のNFTマーケットプレイスよりも購入者が集まっています。有名アーティストの作品はもちろん、将来性のある一般クリエイターの作品を購入できるのもポイントです。
でも、あらゆるNFT作品があるってことは、作品を探すのも大変なんじゃないの?
OpenSeaは、作品の検索・絞り込み機能が整っているよ。予算に合った作品探しもできるんだ
イーサリアム・Polygonのマルチチェーンに対応し、ガス代を抑えられる
基盤のブロックチェーンはイーサリアムですが、Polygon(POL)やKlaytnなどのブロックチェーンにも対応しています。
イーサリアムネットワークは利用者が圧倒的に多いものの、ガス代(手数料)が高いのがデメリットです。
コストを抑えて取引をしたいなら、イーサリアム以外のネットワークを使ってみるのも良いでしょう。
OpenSeaは今後も対応ブロックチェーンを増やしていくと予想されているよ。マーケットのさらなる拡大が期待できるね
NFTのジャンルごとの価格変動等が一目瞭然
OpenSeaのランキング機能には、価格変動のデータが明記されています。
NFT市場は比較的新しい分野であり、統計や分析を見つけるのが難しいものです。しかし、OpenSeaの販売量別ランキングや、売り上げに関するアクティビティを見れば、最新のトレンド調査に生かせます。
また、急激に売り上げを伸ばしたクリエイターを見つけられるため、将来性のあるNFT作品をいち早くチェックできます。
いつ・誰が・いくらでNFTを買ったのかも、すべて記録されているんだね
OpenSea(オープンシー)のデメリット・注意点
OpenSeaはイーサリアムチェーンが基盤となっているため、高いガス代が発生する点はデメリットです。数千円のNFT作品を購入する場合、作品よりも手数料の方が高くつくケースもあります。
OpenSeaのデメリットをまとめると、以下の点が挙げられます。
- ガス代が高い
- 作品が売れない可能性もある
- 偽サイト・詐欺商品に注意
OpenSeaは誰でもNFTを販売できるプラットフォームですが、作品を売るには地道な準備が必要です。SNSを運用したり、人気のジャンルを調べたりしながら、売れるNFTづくりを目指しましょう。
また、OpenSeaを騙った偽サイトによるデータ流出も発生しています。盗作・コピーなどの詐欺商品も出回っているため、利用の際は注意が必要です。
世界的に人気のあるNFTマーケットだけど、使い方を間違うとリスクもあるんだね。まずは国内大手で日本語サイトがしっかりしているCoincheck NFTをチェックするのも良さそうだよ。
OpenSea(オープンシー)の始め方・登録方法
ここからは、OpenSeaの始め方や登録方法をお伝えします。以下の流れで作業を行うとスムーズです。
- BITPOINTで無料口座開設をする
- 日本円を入金する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- イーサリアムをMetaMaskに送金する
- OpenSea(オープンシー)に登録する
それぞれ詳しく解説します。
STEP1:BITPOINTで無料口座開設をする
OpenSeaでNFTの売買を行うには、イーサリアムなどの仮想通貨が必要です。BITPOINTなら、初心者でもイーサリアムを簡単に購入できます。
まずはBITPOINT公式ホームページから、口座開設を行ってください。途中の本人確認作業に備えて、運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれか1つを準備しておきましょう。
STEP2:BITPOINTに日本円を入金する
仮想通貨を購入するために、BITPOINTに日本円を入金しましょう。入金方法は以下の通りです。
- 銀行振込:振込手数料はユーザー負担
- 即時入金:入金手数料無料
銀行振込の場合、平日の9:00~15:59の間なら即時に入金が反映されます。それ以外の時間帯に入金すると、翌日の9:00以降まで反映を待つ必要があります。
なお、即時入金ができる金融機関は以下の通りです。
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
日本円を入金する場合、リアルタイム入金が可能で入金手数料無料の即時入金がおすすめです。
STEP3:BITPOINTでイーサリアム(ETH)を購入する
入金が完了したら、イーサリアムの購入に進みます。
- BITPOINT内の仮想通貨販売所をタップ
- イーサリアム(ETH)の「買う」を選択肢、購入金額を入力後「確認画面へ」を選択
- 確認画面が表示され「確定」を選択
以上でイーサリアムの購入は完了です。
アプリでもイーサリアムを簡単に買えるのは便利だね
STEP4:BITPOINTからMetaMaskに送金する
MetaMaskとは、イーサリアム系の仮想通貨を保管できるウォレットアプリで、デジタル上のお財布のようなものです。NFTの入庫・出庫にはMetaMaskが必要になるため、インストールしておきましょう。
ブラウザ版とアプリ版が用意されており、どちらも無料で簡単に利用できます。
アカウント作成でパスワードを登録する際は、他のサイトで利用しているパスワードの使い回しは避けましょう。
財布の鍵となる大切なパスワードとなるため、無くしたり他人に知られたりしないよう注意してください。
MetaMaskの準備が終わったら、BITPOINTから送金しましょう。送金先アドレスが正しいかどうかをよく確認し、イーサリアムを送金してください。
送金先を間違うと、イーサリアムを失う可能性もあるんだ。しっかりチェックしよう
STEP5:OpenSea(オープンシー)に登録する
MetaMaskへの送金が完了したら、OpenSeaへの登録を行いましょう。
登録方法の流れは以下の通りです。
- OpenSeaの公式ホームページにアクセス
- 「作成」をクリックしてアカウントを作成
- 「My Account Settings」を選択
- 「Sign In」をクリックしてMetaMaskアカウントを接続
- 「署名の要求」画面に移動後、「署名」をクリック
- ユーザー名とメールアドレスを登録・認証
OpenSeaとMetaMaskの紐づけが完了すれば、いよいよNFTの売買が始められるよ
OpenSeaの手数料一覧
販売手数料 | 2.5% |
初回出品手数料 | 無料 |
購入手数料 | ガス代あり |
価格変更手数料 | ガス代あり |
ガス代の最新価格はイーサリアムガスステーションを確認しましょう。
基本的に仮想通貨市場の低迷やNFTの取引量が低迷して利用されていないときはガス代が安くなり、逆に市場が活発になればガス代は高くなります。
OpenSea(オープンシー)で売買可能なアイテム・売れるもの
デジタルデータとしてNFT化できるコンテンツなら、基本的に何でも売買可能です。OpenSeaで売れるものは、以下のジャンルに分類されます。
- NFTアート
- NFT音楽(ミュージック)
- ドメインネーム
- 仮想空間(バーチャルワールド)
- トレーディングカード
- コレクターズアイテム
- スポーツ系アイテム
NFTアート
出典:onigiriman’s cute girl Collection – Collection | OpenSea
- CryptoPunks…24×24ピクセルのデジタルアート。最古のNFTプロジェクトとして絶大な人気を誇り、数千万で落札されている。
- onigiriman…日本トップクラスのNFTクリエイター。取引総額は200ETHを超えている。
- CryptoNinja…仮想通貨系インフルエンサーのイケハヤさんが運営。二次創作を積極的に推進している
VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品が1,300万円で落札されるなど、NFTアートは高値での取引が話題に上りやすいジャンルだね
NFT音楽(ミュージック)
出典:Async Music – Collection | OpenSea
- Async Music…音楽とNFTを融合させた新サービスを展開。アートと音楽のコラボレーションを目指す
- Audioglyphs…ドット絵NFTのデータを元にした音楽をNFT化
- 酒井法子さん…「蒼いうさぎ2021」の限定音源と写真を出品
小室哲哉さんがNFT音楽に参入したことも注目されているね
ドメインネーム
出典:ENS: Ethereum Name Service – Collection | OpenSea
OpenSeaでは「.eth」「.coin」など、ブロックチェーンに関連するドメイン名が人気を集めています。
売上高が多いのは「イーサリアム・ネーム・サービス」で、「.eth」ドメインのNFTを数多く作成しています。
魅力のあるドメイン名には、10万ドルの値がつくこともあるよ
仮想空間(バーチャルワールド)
出典:The Sandbox – Collection | OpenSea
- The Sandbox(サンドボックス)…メタバース内の「LAND(ランド)」を販売。LANDがあればゲームを主催したり、LANDを貸し出したりできる
- Decentraland(ディセントラランド)…3DのVR空間でアバターを操作する。土地や建物、アバターの顔や服装などを自由にカスタマイズ可能
- Town Star…農業と街づくりを楽しむ箱庭系シミュレーションゲーム
The SandboxはCoincheck NFTでも取り扱われている、世界的に人気のあるタイトルだよ
トレーディングカード
出典:Sorare – Collection | OpenSea
- Sorare(ソラーレ)…実在するサッカー選手のカードを使ってプレイし、成績によって報酬がもらえる
- Polkafantasy(ポルカファンタジー)…日本の2次元文化(アニメ・漫画等)をテーマにした国産NFTゲーム
- Axie Infinity(アクシーインフィニティ)…育てたキャラクターを使って対戦するゲーム
NFTゲームは楽しみながら稼げるのが魅力だね
コレクターズアイテム
出典:CryptoPunks – Collection | OpenSea
- CryptoPunks…NFT界を代表するシリーズの1つ。2021年8月にはVISAが1,700万円で購入
- Meebits…CryptoPunksを手掛けるLarva Labsが2021年5月にリリース。レアカードは億単位の金額で取引されている
- 1SEC…日本初のバーチャルスニーカーをOpenSea・Raribleに出品。わずか9分で140万円の値がつく
Meebitsは2021年11月からCoincheck NFTでも取扱いが始まっていて、日本でも注目度が高まっているよ
スポーツ系アイテム
出典:F1® Delta Time – Collection | OpenSea
- F1® Delta Time…F1公式ライセンスを受けたブロックチェーンゲーム。レーシングパーツNFTを売買できる
- ZED RUN…デジタル競走馬を所有して優勝を狙う競馬ゲーム
- Blue United eFC…日本初のプロeスポーツチームによるNFT発行
Jリーグや西武ライオンズなど、日本のスポーツチームによるNFT事業進出が進んでいるんだ
OpenSeaの販売方式
OpenSeaでNFTを販売する際は、以下の4つの方法から選ぶ必要があります。
- 固定価格方式
- オークション形式
- バンドル方式
- プライベート方式
固定価格方式
固定価格方式は決められた価格で販売する手法です。メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・価格を自分で決められる | ・高く設定し過ぎると購入者が現れない可能性がある
・適正価格の設定が難しい |
固定価格方式は自分で価格を設定できるので利益を自分で決められますが、適正価格を決めるのが難しいデメリットがあります。
高すぎても購入者が現れず、安すぎても利益を取れなくなってしまうので、ある程度NFTの相場観が身についている人におすすめです。
オークション形式
オークション方式は期間を設定してオークション販売をする手法です。メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・価格が青天井
・最低価格は自分で設定できる | ・NFT自体の人気がないとなかなかオークションが活発にならない
・イーサリアムチェーンのNFTしか利用できない |
オークション方式は入札者が多ければ多いほど価格が吊り上がっていくため、人気NFTであれば価格が青天井です。
しかし、個人販売で行うNFTは将来性が見いだせないのでオークションに参加する人も少なく、活発に行われない可能性があります。
オークション販売はすでに販売されているNFTを二次流通する際に利用するのがおすすめです。
バンドル方式
バンドル方式は高額オークションから始め、徐々に値段を安くし、最初の入札者が購入できる手法です。メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・開始価格を自分で決められる
・終了価格を自分で決められる | ・利益が低くなる可能性が高い |
バンドル方式は通常のオークション方式とは逆に、価格がどんどん落ちていく仕組みの販売手法です。
開始価格と終了価格を自分で決められるため最低限の利益は確保できますが、購入者はギリギリまで価格が落ちたところで購入したいので価格が低くなる可能性が高いです。
バンドル方式の出品はあまりメリットがなく、何か意図がなければ別の方式を使うとよいでしょう。
プライベート方式
プライベート方式は任意で1名に販売する手法です。メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・販売したい人に好きな価格で販売できる
・取引手数料が無料になる | ・取引相手の事前に価格や取引日時を決めておく必要がある |
プライベート方式は任意で自分がNFTを販売したい人と時間を合わせて取引する手法で、取引手数料を無料で行えるメリットがあります。
ただ、取引相手のウォレットアドレスを確認し、価格や取引日時を事前に決めておく必要があるので手間がかかります。
プライベート方式は特定の人にNFTを渡したいときに利用するのがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)でのNFTの出品方法
ここからは、OpenSeaにおけるNFTの出品方法をお伝えします。出品の流れは以下の通りです。
- トップページから「作成」を選択する
- 出品・販売するNFTを選ぶ
- 出品・販売するNFTの価格などの条件を設定する
それぞれ順番に解説します。
STEP1:OpenSea(オープンシー)のトップページから「作成」を選択する
まずはNFTの作成を行います。OpenSeaのトップページから「作成(Create)」を選択し、NFTを作りましょう。
「Create new item」のページに移動したら、作品情報を入力します。作品名・外部リンク・取引通貨などの項目を記入して「Create」をクリックすれば、NFTの作成は完了です。
NFTの作成や出品は無料だよ。ただし、初回はガス代(手数料)が発生することを覚えておこう
STEP2:出品・販売するNFTを選ぶ
出品・販売したいNFTを選ぶ作業に移ります。画面右上のアイコンから「My Profile」をクリックしましょう。
保有しているNFTの一覧が表示されたら、出品したいNFTをクリックし、「売る」を選択してください。
STEP3:出品・販売するNFTの価格などの条件を設定する
続いて、NFTの出品方法を選択します。
- Set Price:決められた価格で販売する
- Highest Bid:期間を設定して行うオークション販売
- Include ending price:ダッチオークション(高値から開始して徐々に安くなり、最初の入札者が購入する)
- Privacy:任意の1名に販売する
Highest Bid(オークション形式)を選択した場合は、以下の情報を入力しましょう。
- Minimum Bid:始値
- Reserve price:最低落札価格
- Expiration Date:入札期間
入力後、「Post your listing」をクリックすれば、出品・販売の手続きは完了です。
OpenSea(オープンシー)でのNFTの買い方・購入方法
続いて、OpenSeaにおけるNFTの買い方をお伝えします。購入方法の流れは以下の通りです。
- 購入したいNFTを検索
- 販売ページから購入
STEP1:購入したいNFTを検索もしくはジャンルなどから検索する
まずは購入したいNFTを見つけましょう。検索バーに目当てのクリエイター名を入力したり、ランキング一覧から探したりできます。
また、絞り込み機能や並び替え機能も便利です。値段・ブロックチェーン・カテゴリーなどのフィルタリング機能を使えば、予算や目的に合ったNFTを簡単に探せます。
気になっているNFTクリエイターがいるなら、Twitterなどの公式SNSからNFTの出品ページに直接飛ぶといいよ
STEP2:販売ページからBuy Nowで購入完了
買いたいNFTが決まったら、「BUY NOW」をクリックします。
購入確認の画面が表示されたら、購入希望のNFTに間違いがないかをよく確認し、購入してください。
OpenSeaでNFTを購入する場合、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生するんだね
ガス代はイーサリアムの価格によって変動するんだ。相場の状況にもよるけど、少なくとも数千円は見ておいた方がいいね
NFT市場の今後の可能性について予測
NFT市場が今後どうなっていくのか、以下に予測をまとめました。
- ビットコインは2024年に半減期を迎え、仮想通貨バブルが再来すると期待されている
- 今後も成長を続け、年平均33.7%で成長し、2030年には取引高32兆円に到達する
ビットコインは2024年に半減期を迎え、仮想通貨バブルが再来すると期待されている
2024年、ビットコインは半減期を迎えると予想されているため、投資家から期待が集まっています。
半減期ってなんですか?
半減期とはビットコインの新規発行数を半減するイベントのことで、発行量を調整することでビットコインの急激な価格上昇を抑えることにつながるよ
これまでの半減期前後では、ビットコインの価格が高騰してきました。そのため、仮想通貨バブルが再来すると投資家から期待されています。
仮想通貨市場が活性化する可能性もあるため、注目すべきイベントと言えるでしょう。
今後も成長を続け、年平均33.7%で成長し、2030年には取引高32兆円に到達する
アメリカの調査会社「Verified Market Research」によると、今後のNFT市場は成長を続けると発表していました。年平均33.7%で成長し、2030年には取引高32兆円に到達すると予想しています。
近年NFTの需要は高まってきており、ブロックチェーンを活かしたNFTゲームやメタバースの注目度も高まってきている状態です。国内にある大手企業も参入してきているため、今後の成長も十分期待できると言えるでしょう。
OpenSea(オープンシー)の利用に際し、よくある質問
ここからは、OpenSeaに関するよくある質問を紹介します。
- Q.「OpenSeaのロイヤリティー設定とは何ですか?」
- Q.「OpenSeaで売れないNFTはある?」
- Q.「NFTが売れない時はどうしたらよいですか?」
- Q.「OpenSeaでクレジットカード決済はできる?」
- Q.「OpenSeaにアプリはある?」
- Q.「OpenSeaを日本語にする方法は?」
- Q.「OpenSeaで出品できない場合はどうすればいい?」
- Q.「OpenSeaの出品料はいくら?」
Q.「OpenSeaのロイヤリティー設定とは何ですか?」
ロイヤリティーとは作品が二次販売(転売)された際に、クリエイターにも報酬が支払われる仕組みのことです。
NFTの出品時に、0~10%の間でロイヤリティー設定ができます。二次販売されるたびに数%のロイヤリティが還元されるため、クリエイターにとって嬉しい仕組みです。
ただし、2023年8月31日よりロイヤリティーをオプション制(選択式)としたことで、NFTクリエイターに入る手数料が格段に下がる影響が見込まれています。
ロイヤリティー設定をしなくてもNFTは作成できてしまうから、オプション制で有料を選択するNFTは売れ残りが発生しそうですね…
Q.「OpenSeaで売れないNFTはある?」
デジタルデータであれば、何でもNFTとして出品できます。
NFTとして売れるもの(一例)
- 写真
- 声
- ゲーム内の土地
- Twitterのツイート
ただし、出品しただけで何でも売れる訳ではないよ。買い手がいなければ当然売れないから、販売戦略はしっかり立てておこう
Q.「NFTが売れない時はどうしたらよいですか?」
NFTが売れない時は、TwitterやDiscordを使って情報発信をしましょう。自分から発信を続けない限りNFTコレクターに情報が届かないため、辛抱強く発信を続けることが大切です。
また、NFT市場はこれから少しずつ拡大していくと予想されているため、辛抱強く待ちましょう。NFT界隈への参入者はまだ少ないため、先行者利益を獲得できるチャンスは十分にあります。
めげずに継続することが大切だね!
Q.「OpenSeaでクレジットカード決済はできる?」
現状、OpenSeaはクレジットカード決済に対応していません。
OpenSeaでNFTを売買する際は、イーサリアムなどの仮想通貨が必要です。BITPOINTなどを利用して、イーサリアムを準備しましょう。
今後、OpenSeaがクレカ決済に対応する可能性もあるといわれているよ
Q.「OpenSeaにアプリはある?」
OpenSeaにはアプリが用意されています。iOSとAndroidに対応したアプリが2021年9月に発表され、リリースされました。
ただし、OpenSeaのアプリにはNFTの決済機能はありません。自分の持っているNFTコレクションの閲覧や、出品されているNFT作品の確認を目的に作られています。
スキマ時間にアプリでNFTをチェックしつつ、取引はブラウザ版から行おう
Q.「OpenSeaを日本語にする方法は?」
OpenSeaは2023年9月時点で日本語に対応しています。PCやGooglechromeに備わっている翻訳機能やDeepLを使わずとも日本語での利用が可能です。
翻訳ではあるので少し違和感がある箇所もありますが、利用にあたって支障ないレベルだといえます。
設定はOpenSeaの自身のプロフィールまわりのボタンの「language」から選べば見つかります。
プロジェクトのプロフィール部分や購入手続きのボタン、グラフの指標などあらゆる部分が日本語でわかりやすく、かなり使いやすくなったね
Q.「OpenSeaで出品できない場合はどうすればいい?」
OpenSeaで出品できない原因として、次のものが考えられます。
- 出品・販売にかかるガス代(手数料)が足りない
- ネットワークが不安定
特に出品・販売時のガス代不足が原因である可能性が高いので、ウォレットに入っている暗号資産を確認してみてください。
ネットワークが不安定な場合も出品が完了しないことがあるので、自身が使っているネットの通信状況を今一度確認してみましょう。
Openseaにはお問い合わせフォームがないから自分で解決する必要がありますね
Q.「OpenSeaの出品料はいくら?」
Openseaの出品料は、初回のみ無料となっています。
しかし、2度目以降は出品時に2.5%の手数料が必要です。
発売金額が大きくなると、手数料の負担も大きくなります
OpenSea(オープンシー)の始め方まとめ
本記事では世界最大のNFTマーケット・OpenSeaの始め方を解説しました。仮想通貨が冬の時代に突入したこともあり、2022年の11月までに取引高が過去最高から99%減少しました。
大きく下落していますが、今後NFT市場が伸びる可能性が高いため、今は準備の時期として捉えることが大切です。NFT投資は今から始めても全く遅くないため、まずはNFT作品を取引する楽しさを味わってください。
- OpenSeaは世界最大のNFTマーケットで、誰でも簡単にNFTの作成・出品・転売が可能。
- NFT販売は有名人だけでなく、一般のクリエイターも成功をつかんでいる。
- OpenSeaの取引に必要なイーサリアムはBITPOINTで買うのが圧倒的におすすめ。使い方が分かりやすく、初心者でも購入しやすい。
OpenSea(オープンシー)の運営企業
名称 | OpenSea |
本社所在地 | New York City (SoHo) |
公式HP | https://opensea.io/ |
(監修者)祖父江仁美
https://jin-design-official.com/
保有資格
2級FP技能士、DCコンサルタント®
プロフィール
企業型確定拠出年金の導入や従業員向けの投資教育、数字が苦手な女性経営者を専門に「事業」と「家計」2つのマネーサポートをしております。
専門・得意分野
家計管理・節約・年金・補助金・生命保険