WETHとはどんな仮想通貨？イーサリアム上の標準規格「ERC-20」を備えたWETHの買い方やETHとの違いについて解説

WETHは、1WETH=1ETHでペッグされた仮想通貨です。ETHと比較すると、ガス代が安いといった強みがあります。

WETHは、NFTマーケットプレイスでも使用できることから将来性があり、今後伸びる可能性が高いです。

この記事ではWETHの将来性や買い方について解説します。購入するときの参考にしてください。

WETHとはどんな仮想通貨？特徴を解説

通貨名	WETH
シンボル	WETH
注目度	★★★☆☆
取扱取引所	Uniswap・Sushiswap　など
時価総額	データなし
公式HP	https://weth.io/

WETHはイーサリアムを基盤に発行された仮想通貨で、用途も幅広いです。WETHの具体的な特徴は以下の通りです。

それぞれの特徴について確認していきましょう。

WETHはERC-20に対応していた仮想通貨

WETHはERC-20と呼ばれる標準規格に準拠しています。

ERC-20はイーサリアムを基盤に発行された通貨には基本的に付与されており、同じERC-20同士であれば互換性があります。

一方、WETHの基盤となったイーサリアム自体はERC-20に準拠していません。したがって、多くのDeFi関連サービスではWETHが利用されています。

WETHはレートが「1ETH＝1WETH」で固定されている

WETHはイーサリアムにペッグされており、1ETH=1WETHとなります。

したがって、イーサリアムの価格が倍増すればWETHの価格も倍増し、イーサリアムの価格が半減すればWETHの価格も半減します。

WETHはETHよりもガス代(手数料)が安い

WETHはETHよりもガス代(手数料)が安いです。

イーサリアムは流通数が増えてしまったためにブロックチェーン上が混雑し、ガス代が上がったり処理に時間がかかったりといった不具合が増えています。

一方でWETHはガス代の上昇を回避できるため、コストを抑えられます。

WETHはNFTマーケットプレイス「OpenSea」でオークションに入札する際にも使用される

WETHはイーサリアムよりもガス代が安いことから、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでも利用されています。

あわせて、WETHの方がイーサリアムより処理速度が速いため、取引時間も短く済むのです。

NFT市場は現在も拡大を続けており、今後もWETHの需要は増えると予測されています。

WETHとETHの違いと存在価値

WETHはETHと価格が連動しており、イーサリアムブロックチェーンを活用している点も同じです。

しかし、以下の2点で大きな違いがあります。

それぞれの違いについて確認していきましょう。

ETHはERC-20に非対応である

ETHはERC-20に非対応です。したがって、イーサリアム上で動く別トークンに対して、ブロックチェーン上での取引ができません。

ETHだと、他のトークンと直接取引ができないため、非常に不便と感じてしまうケースが多いです。

WETHはERC-20に対応するために生まれたETH

WETHは、ETHをERC-20に対応させるために登場した仮想通貨です。

ETHを一旦、同じ価格であるWETHに変換(ラップ)することで、イーサリアム上での直接交換が可能となります。

したがって、WETHがETHの利便性を上げているといった考え方もできます。

WETHの2023年現在のチャートと価格変動

WETHの価格変動ですが、レートは1ETH＝1WETHで固定されているのでETHと同じ変動をしています。

過去にWETHがどのような価格変動をしたのか、確認してみましょう。

2021年11月:仮想通貨市場全体で高騰。WETHは最高値約54万円を記録

出典：https://coinmarketcap.com/ja/currencies/weth/

2021年11月には、仮想通貨市場全体が高騰しました。価格高騰の煽りを受けて、WETHも一時期54万円を記録しました。

このときのWETHの価格が、2022年8月時点までの最高値となっています。

2022年3月:イーサリアムブロックチェーンの需要が増加し40万円台まで回復

出典：https://coinmarketcap.com/ja/currencies/weth/

2022年3月20日頃からビットコインが弱気相場を抜け出し5,000,000円ほどまで上昇しました。

WETHも他のアルトコイン同様価格上昇し、一気に40万円台まで回復しています。

WETH・イーサリアムはアップデートなどに加え、ビットコインの価格変動にも影響するので、ビットコインの相場もあわせて確認しておきましょう。

2022年5月～7月:「ロシア・ウクライナ間の紛争」や「USTディペッグ騒動」などにより仮想通貨市場全体が不安定に、10万円台まで下落

出典：https://coinmarketcap.com/ja/currencies/weth/

2022年5月からはロシア・ウクライナ間の紛争による金融規制があったり、USTディペッグ騒動があったりして、仮想通貨市場全体が大きく落ち込みました。

WETHの価格も一気に10万円台まで下落しており、まさに冬の時代と言われています。

一方で、下落市場の今こそ低価格で仮想通貨を買えるので、今がチャンスという声も少なくありません。

2022年8月～12月：一時26万円台まで回復するも下落トレンドに入り年末には16万円台まで下がる

出典：https://coinmarketcap.com/ja/currencies/weth/

7月から戻したWETH価格でしたが、8月から再度下落トレンドに入りました。

26万円まであった価格は、上下しながらも年末には16万円台まで落ち込んでいます。

2023年1月～11月：2023年は総じて上昇トレンドへ転換。仮想通貨市場は冷え込む中堅調に伸び30万円を突破する

出典：https://coinmarketcap.com/ja/currencies/weth/

2022年末は下落で終わったＷETH価格は、2023年の年越しとともに上昇トレンドへ転じました。

途中で何度か下落をしているものの、大きく落ち込むことはほとんどなく、全体として伸び続けていることがわかります。

2023年は仮想通貨市場が冷え込み、ほとんどの通貨の価格が低迷を余儀なくされる中で、堅調に伸びを見せたのはＷETHならではの特徴だと言えるでしょう。

11月に入って市場が再度盛り上がりを見せたことで、WETHはさらに伸び、30万円を付けるまでになりました。

WETHの購入方法・買い方｜どこで買うのか解説

WETHの購入方法についても確認しておきましょう。具体的には以下の4STEPを踏む必要があります。

それぞれのステップについて、詳しく確認していきます。

1.仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)で無料口座開設をする

まずはCoincheckにて、無料口座の開設をしましょう。

公式サイトの会員登録より、氏名・メールアドレス・電話番号などを入力し確認メールのURLをクリックすることで仮登録が完了します。

その後は送られてきたメールのURLをクリックし、本人確認を済ませることで登録が完了します。

2.Coincheck(コインチェック)でETH(イーサ)を手に入れる

Coincheckの口座開設が終わったら、日本円を入金してETHを購入しましょう。

Coincheckへの日本円の入金方法としては以下の3つです。

1. 銀行振込
2. コンビニ入金
3. クイック入金

3.手に入れたETH(イーサリアム)はMetaMask(メタマスク)に送金する

ETHを入手後は、CoincheckからMetaMaskへと送金しましょう。

MetaMaskをまだ開設していない場合、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。

4.ETHからWETHに変換(スワップ)する

MetaMaskにETHを入金したら、そのETHをWETHへと変換しましょう。

交換するためにはDEX(分散型仮想通貨取引所)を利用しなければいけません。

例えばUniSwapを用いて交換する場合、MetaMaskとUniSwapを連携してください。

WETHの将来性は？気になる価格動向や今後の上げ幅を考察

WETHの将来性としては、今後需要が増える可能性があるとされています。

一方で、公式にて「将来性がない」といった表記も見られます。

それぞれの内容について、詳しく解説します。

イーサリアムを基盤として開発されているプロジェクトでは、今後WETHの需要が増加する可能性がある

WETHはERC-20規格のため、イーサリアムを基盤として開発されているプロジェクトにおいて需要が増加する可能性が高いです。

需要が増えれば必然的に価格も上がるので、今のうちにWETHを保有しておくことで大きく稼げる可能性はあります。

イーサリアムを基盤とするプロジェクトのニュースは常にチェックしておきましょう。

ERC-20に替わるERC-223という規格に置き換えられる可能性もある

イーサリアムブロックチェーンを用いる通貨同士の互換性を持たせるERC-20ですが、以下のような問題点を抱えています。

• 通知方法に関する定義がされていない
• ERC-20の送金方法が複数あり、誤ったアドレスに送信するとトークンが失われてしまう。

これらの問題を解決するために、ERC-223と呼ばれる規格が開発されています。

ERC-20からERC-223に置き換わってしまうと、ERC-20の基準に沿ったWETHは不要となり価格が下がる可能性があるのです。

WETHに関するよくある質問

WETHを購入するにあたって、よくある質問もまとめました。

WETHを購入する前に確認しておきましょう。

WETHは日本円でも購入できますか？

残念ながら、WETHは日本円で直接購入することはできません。

CoincheckにてETHを購入後、MetaMaskとUniSwapを経由してWETHを購入しましょう。

WETHの購入方法や将来性まとめ

WETHはERC-20に準拠した仮想通貨で、DeFi関連の取引をスムーズに行えます。そのため、ETHと価格が連動しているとはいえ、利便性は高いです。

WETHは最近市場が広がっているNFTマーケットプレイスでも利用できるため、今後さらに伸びる可能性も高いです。

WETHを日本円で購入するためには、Coincheckへの登録が必要なので、投資を考えている方はまず無料口座開設から始めてみましょう。

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