DEXで取引してみたいんですけれど、どうすれば良いですか?
DEXを利用するなら、まずはCoincheckなど国内取引所の口座を開設しよう!
DeFi(分散型金融)の一種であるDEX(分散型取引所)では中央管理者である取引所を通さずに、ユーザー同士で直接取引が可能です。一般的な取引所と比べてセキュリティ性が高く、ハッキングを受けてもユーザーのウォレットに影響する心配がありません。
また本人確認が不要であることや、手数料がほとんどかからないなどといった優れた利便性から、今後はDEXが増えていくと考えられます。
本記事ではDeFiとして注目されるDEXの詳細を解説しています。おすすめのDEX銘柄も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak
目次
話題のDEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)とは?
DEX(Decentralized Exchange)を日本語に訳すと、分散型取引所と表現されます。DEXには以下4つの特徴があります。
- 中央管理者のいないP2Pの仮想通貨取引所
- 主にイーサリアムネットワーク上で構築されるDeFiの1つ
- 2021年第1四半期のみで2,170億ドルの取引がされる規模へ成長する
- CEXと(Centralized Exchange/中央集権取引所)の違い
それぞれの特徴について、詳しく確認していきましょう。
中央管理者のいないP2Pの仮想通貨取引所
DEXは従来の取引所とは異なり、中央管理者の存在しない個人間(P2P)の仮想通貨取引所です。
従来の取引所はDEXに対してCEX(Centralized Exchange)と呼ばれ、特定の企業によって取引所が管理されています。CEXでは通貨の預け入れに必要な秘密鍵を、中央管理者が管理するのが一般的です。
対してDEXでは中央管理者を介することなく、ユーザー同士が直接的に取引を行います。秘密鍵に関しても各ユーザーが個別に管理するため、情報をハッキングされる心配がありません。
DEXはセキュリティ性が高く、ユーザー同士で直接取引を行える取引所だよ。
主にイーサリアムネットワーク上で構築されるDeFiの1つ
DEXのシステムはイーサリアムのスマートコントラクトを利用して構築されています。
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められたルールに従って自動で取引や契約を行うプログラムです。DEXでは以下のプロセスをスマートコントラクトにより管理しています。
このためCoincheckなどの取引所のように中央管理者を必要とせず、ユーザー同士で直接的な取引が可能です。
中央管理者が存在しない分、取引手数料が安いのもDEXを利用する魅力ですね。
2021年第1四半期のみで2,170億ドルの取引がされる規模へ成長する
DEXは2021年に入ってから第1四半期のみで、取引規模が2,170億ドルへと成長しています。2020年の第4四半期の取引規模が650億ドルであり、その成長率は約236%です。
短期間でここまで大きな成長を遂げた理由は、従来の取引所よりも大口の取引が行われていることが要因であると考えられています。
またDEXは規模の大きな暗号資産市場を持つ国で人気が高く、全般的なDeFiの成長率とリンクしながら取引量を拡大していることも特徴です。
日本を含めアメリカやイギリス、中国などでDEXへの人気が高まっているね。
参考:coindesk JAPAN「競争激化のなか、分散型取引所(DEX)が大幅に成長:チェイナリシス
CEXと(Centralized Exchange/中央集権取引所)の違い
DEXと似た言葉で、CEX(Cemtralized Exchange/中央集権取引所)があります。この2つの言葉を比べてみると、以下のような違いがあります。
| DEX(分散型取引所) | CEX(中央集権型取引所) |
特徴 | ・管理者が存在しない ・秘密鍵を利用者が管理する ・取引手数料は変動制 | ・管理者が存在する ・秘密鍵は取引所が管理する ・取引手数料は固定制 |
メリット | ・サーバーダウンによる利用停止が起きない ・取引所のトラブルやメンテナンスが発生しない | ・サポートを受けられる ・利用者が多く、取引しやすい |
デメリット | ・秘密鍵を自分で管理する手間や責任が発生する ・利用者が少なく、取引が成功しにくい ・法定通貨に未対応のケースも多い | ・取引所のトラブルやメンテナンスで、利用できないときがある ・ハッキングにより資産が失われるリスクがある |
一番大きな違いとして、管理者が存在するかどうかは重要だよ!
DEX(Decentralized/Exchange)の種類
DEXには大きく分けてオーダーブック形式とAMM形式があります。オーダーブック形式はさらに、オンチェーン・オーダーブックとオフチェーン・オーダーブックに分かれるのが特徴です。
それぞれの違いを簡単に紹介しておきましょう。
- オンチェーン・オーダーブック:すべての注文がブロックチェーンに書き込まれる
- オフチェーン・オーダーブック:最終的な注文のみがブロックチェーンに書き込まれる
- AMM(オートメイテッド・マーケット・メーカー):オーダーブックを介することなくユーザー同士で取引を行う
DEXの形式は取引所ごとに異なっているので、取引所を利用する前に確認してみてください。
DEXには3種類があることだけ覚えておきましょう。
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)の仕組み
DEXでの取引はオーダーブック形式、またはAMM形式によって行われています。取引所によってどの形式が採用されているかが異なるため、自分で形式を選んで取引することはできません。
一般的にオーダーブック形式を採用する場合、売買注文のマッチングはオフチェーンで実施され、決済はオンチェーンで行われるのが特徴です。オーダーブック形式のDEXには以下があります。
- BitShares(ビットシェアーズ)
- 0x(ゼロエックス)
- dYdX(ディーワイディーエックス)
AMM形式が採用されたDEXでは、オーダーブックを必要とせずにユーザー同士で通貨の取引が可能です。2020年からAMM形式に注目が集まっており、現在では人気の形式として多くのDEXで採用されています。
AMM形式を採用したDEXは以下のとおりです。
- Binance DEX(バイナンスデックス)
- Uniswap(ユニスワップ)
- PancakeSwap(パンケーキスワップ)
参考:Crypto Basics「What Is Decentralised Exchange,DEX?」
DEX(Decentralized Exxhange/分散型取引所)のメリット・利用がおすすめの理由
従来の取引所のような中央管理者が存在しないDEXには、以下のようなメリットがあります。
- 仮想通貨の上場審査がなく豊富な種類の銘柄を取引できる
- 中央管理者がいないためハッキングリスクが少ない
- トレーダーの匿名性が担保されている
- 発展途上国でも使用可能
- CEXと比較して人件費などのコストが抑えられるため少ない手数料での利用が可能
- イールドファーミングなど通常のトレード以外での稼ぎ方もある
実際にDEXを利用する前に、どのようなメリットを受けられるか確認してみてください。
参考:coinbase「What is a DEX?」
仮想通貨の上場審査がなく豊富な種類の銘柄を取引できる
DEXへの上場に審査はなく、従来の取引所と比較して豊富な種類の銘柄を取引できます。
例えば国内取引所で最も取り扱い銘柄数の多いCoincheckでは、20銘柄が取引可能です。対してDEXであるUniswapには1,000種類以上の銘柄が上場されています。
上場審査がないことから、誰でも簡単に通貨を上場させられるのが特徴です。このため今後の価値上昇に期待できるトークンを見つけたい方にも適しています。
ただし中には詐欺コインも混じっているので、安易な取引には注意が必要です。
取り扱い銘柄数がとにかく多いから、マイナー通貨を取引したい方にもぴったりだね。
中央管理者がいないためハッキングリスクが少ない
DEXには従来の取引所のように中央管理者が存在しておらず、イーサリアムのスマートコントラクトによって取引が行われています。
ユーザーの資産はそれぞれのウォレットに保管されており、取引に必要な秘密鍵もユーザー自身で管理するのが特徴です。このためDEXが外部からハッキングを受けても、秘密鍵の情報が漏れずユーザーの資産に影響を与える心配がありません。
またユーザー同士で直接取引することで、カウンターパーティーリスクを気にしないで済むこともメリットです。
カウンターパーティーリスクは、取引相手が利用している取引所の信用リスクのことですね。
トレーダーの匿名性が担保されている
DEXを利用するには本人確認の必要がなく、トレーダーの匿名性が担保されています。
一般的に取引所の口座開設では、運転免許証やパスポートによる本人確認が必要です。対してDEXでは資産を保管するウォレットを持っていれば、誰でもすぐに取引を始められます。
無料で提供されているMetaMaskなどのウォレットをDEXと連携すれば、面倒な手続きが必要ありません。DEXの中にはクリックひとつで取引を開始できるところがあるのも、大きなメリットでしょう。
従来の取引所と比べて、取引開始までの手間をだいぶ省けるよ。
発展途上国でも使用可能
DEXは銀行インフラが整っていない発展途上国でも利用が可能です。スマートフォンを持っていてインターネットに接続さえできれば、誰でもDEXを介して取引ができます。
世界銀行の調査では銀行口座を持たない成人の人口は17億人を超えています。発展途上国には従来の金融サービスを使えない方が多く、DEXはこの問題を解決する可能性を持った存在です。
また従来の金融サービスと比べて手数料も安いため、今後は発展途上国での普及に期待が集まっています。
銀行口座がなくてもDEXを利用すればP2Pで迅速な取引ができますね。
CEXと比較して人件費などのコストが抑えられるため少ない手数料での利用が可能
CEXは、中央集権取引所での人件費やインフラにかかるコストが発生します。また、CEXは営利目的で運営されているため、利益を回収するためにユーザーから手数料を取っています。
一方でDEXは中央集権的な管理者が存在せず、営利目的でもありません。結果として、少ない手数料で利用可能です。
取引回数や取引額が多いユーザーにとっては、手数料が安いだけでも大きな魅力だよね!
イールドファーミングなど通常のトレード以外での稼ぎ方もある
DEXでは、イールドファーミングなど通常の取引以外でも稼げます。イールドファーミングとは、DEX取引所に仮想通貨を預け入れてマーケットに流動性を提供することで、利息や手数料をもらう方法のことです。
銀行にお金を預けるよりもはるかに年利が良いため、多くの投資家から注目されています。
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)のデメリット
DEXの利用には従来の取引所のように面倒な手続きがなく、国や地域を制限しない取引が可能です。DEXが普及することで大きなメリットを得られますが、利用にはデメリットも存在しています。
実際に取引を始める前に、以下3つのデメリットを確認しておきましょう。
- まだ使い方がわかりにくい側面がある
- スマートコントラクトに問題が発見されれば致命的
- 詐欺コインでも上場が可能となる
まだ使い方がわかりにくい側面がある
DEXの利用者はまだ少ないため、適切な使い方が明らかになっていません。中央管理者がいないことでサポートも得られないので、初心者にとっては使いにくい取引所です。
取引に必要な秘密鍵がわからなくなったり、誤って送金したりしても取引所による補償はなく、完全に自己責任となります。
またDEXに関する制度や法律も整っておらず、政府の方針によっては今後DEXの利用が制限される可能性もあるでしょう。
システムとしてはすごく便利だけど、まだ使い方がわからない部分も多いんだよ。
スマートコントラクトに問題が発見されれば致命的
DEXを利用した取引はイーサリアム上のスマートコントラクトに依存しています。このためスマートコントラクトに欠陥があれば、DEXのシステム自体が破綻してしまうでしょう。
従来の取引所のような中央管理者が存在しないが故のデメリットと言えます。
またスマートコントラクトは一度契約を実行すると、その後の変更が困難です。プログラム自体にミスがあれば脆弱性を突かれて、情報が悪用される可能性もゼロではありません。
中央管理者がいれば対処できるような問題でも、管理者がいないからこそ致命的な状態につながりますね。
詐欺コインでも上場が可能となる
上場審査がなく誰でも簡単に通貨を上場できることはDEXの魅力のひとつでしょう。
しかし裏を返せば、DEXには詐欺コインの上場も可能ということです。豊富な銘柄の中から選んで取引できるのはメリットですが、選ぶ通貨を間違えると一瞬にして資産を失う可能性もあります。
特にDEXは金融庁の認可を受けていないため、詐欺コインの被害に遭ってもすべて自己責任です。マイナー通貨の中から将来性に賭けて投資をする方もいますが、怪しい通貨にはできるだけ手を出さないようにしてください。
また徐々に知名度が上がってきてはいるものの、まだ参加しているユーザーが少ない点もデメリットと言えるでしょう。ただこの点は今後参加者が増えていくにしたがって解消され、流通量も増加していくことが予想されます。
実際に詐欺コインも含まれているから、マイナー通貨には手を出さないようにしてね。
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)の利用がおすすめな人の特徴
DEXは以下のような方におすすめです。
- 大手取引所FTXの経営破綻などからCEXへ不信感がある人
- あくまでも自分自身で仮想通貨を管理しハッキングのリスクを抑えたい人
最近では大手取引所が破綻している例からも、個人で資産を守るためにDEXへ流入する方は多いです。
大手取引所FTXの経営破綻などからCEXへ不信感がある人
2022年11月には大手取引所のFTXが、不正な資金移動を火種に経営破綻しました。どんなに大きなCEXでも、経営破綻するリスクはあります。
そして経営破綻した場合、預けていた資産が戻らないことも多いのです。せっかく資産運用で稼いだ資産が、取引所の経営破綻により、一夜にして消えるのです。
最近では各CEXに対して、顧客資産の安全性を証明するように求める動きもあるから、今後はCEXも安全に使える可能性は高いよ!
あくまでも自分自身で仮想通貨を管理しハッキングのリスクを抑えたい人
過去には“>Coincheckでもネムコインの流出があったように、CEXにはハッキングのリスクがあります。仮想通貨は電子情報であるため、ハッキングされてしまうと簡単に流失します。
ハッキングが怖いと言う方はCEXに大事な資産を預けず、DEXがおすすめです。
秘密鍵も中央管理者が預かるより、自分で管理した方が安心って人は多いよ!
価値が上昇中!DEXのガバナンストークンとは?現在のチャートも
DEXには注目が集まっており、各取引所が発行するトークンの価値も上昇中です。
ここでは勢いのあるトークンとして以下の3銘柄を紹介します。
- Uniswap(UNI)
- PancakeSwap(CAKE)
- SushiSwap(SUSHI)
上記3つのトークンを発行するDEXはAMM形式を採用しています。このためDEXに通貨を預けることで、対価としてそれぞれUNI・CAKE・SUSHIの受け取りが可能です。
また3つのトークンはDEXが注目されたことで、2021年に入ってから価格が大きく上昇しています。今後DEXが普及すれば、トークンの価値上昇にもさらに期待できるでしょう。
UNI・CAKE・SUSHIのチャートも確認しておきましょう!
UNI(Uniswapのガバナンストークン)
CAKE(PancakeSwapのガバナンストークン)
SUSHI(SushiSwapのガバナンストークン)
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)のおすすめランキング
2022年現在、DEXの種類はどんどん増えています。DEXでの取引に興味のある方に向けて、おすすめランキングを紹介するので参考にしてみてください。
- Uniswap V3(イーサリアムネットワーク)
- dYdX(StarkWare)
- PancakeSwap V2
また番外編として1inchについても解説しています。
1位:Uniswap V3(イーサリアムネットワーク)
UniSwapは、DEXのなかでも昔から存在しているDEXで、イーサリアムエコシステムのなかでも最大規模です。2021年時点では、イーサリアム上のDEXで発生したトランザクションの9割がUniSwap経由でした。
UniSwapはガバナンストークンとしてUNIを発行していて、このUNIを所有すればUniSwapの運営に投票と言う形で参加できます。
以前は流動性の提供範囲が限定的だったり、イールドファーミングによって提供された流動性が効率的に使われていなかったりなどの問題点がありました。
しかしUniSwap V3が登場し、流動性提供の範囲指定や手数料率の選択が可能となったため、これらの問題点は解決されたのです。
UniSwapはV3アップデートにより、さらに快適に利用できるようになったのですね!
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2位:dYdX(StarkWare)
名称 |
dYdX |
取引高(2022/12/3現在) |
9,652,452,616円 |
ネットワーク |
イーサリアムネットワーク |
取引手数料 |
なし |
ガバナンストークン |
dYdX |
公式HP |
https://dydx.exchange/ |
dYdXは、仮想通貨を2倍~25倍でかけて取引できる証拠金取引や、預けることで稼げるステーキングサービスが取り入れられている取引所です。
イーサリアムネットワークを利用していますが、取引手数料やガス代が無料なので非常に経済的です。
取引速度も非常に速いため、投資のタイミングを逃したくない場合dYdXも活用してみましょう。
dYdXはオリジナルトークンが2021年9月に上場して、知名度が一気に上がったよ!
3位:PancakeSwap V2
PancakeSwapは、バイナンス・スマート・チェーン(BSC)上で動作しているDEXです。他のDEX同様、独自のトークンであるCAKEを発行しています。
CAKEは2021年に入ってから取引量が伸び、イーサリアムを一時期上回りました。その後PancakeSwapはアップデートが入り、2022年12月3日現在はV2がリリースされています。
V2ではより稼ぎやすくなっているから、すでにPancakeSwapで取引している人はV2へ移行しよう!
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番外銘柄:1inch
名称 |
1inch |
取引高 |
33,060,975,399.57円(2021年11月27日現在) |
ネットワーク |
マルチチェーン |
取引手数料 |
無料 |
ガバナンストークン |
1INCH |
公式HP |
https://1inch.io/ja/ |
1inchは2020年にローンチされたDEXアグリゲーターです。1inchでは各DEXとネットワークがつながっており、最良レートで取引できる組み合わせを提示してもらえます。
ユーザーは価格レートを比較する手間が省けるので、レート差で損をするような心配もありません。
ほかのDEXのように独自トークンも発行されており、スワップやイールドファーミングにも対応可能です。
現在はイーサリアムネットワークによるものが主流ですが、今後はさらに種類が増えていくことが予想されます。
DEXアグリゲーターには各DEXのレートがまとめて表示されているんですね。
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DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)の使い方・登録方法
DEXは以下の4ステップで利用を開始できます。スムーズに取引を始めるために、使い方や登録方法を確認しておきましょう。
- Coincheckなど国内取引所で無料口座開設をする
- MetaMaskなど対応ウォレットをインストールする
- 国内取引所で購入したイーサリアム(ETH)をウォレットに送金する
- 各DEXに登録し、取引を開始する
STEP1:Coincheckなど国内取引所で無料口座開設をする
まずはCoincheckなどの国内取引所で無料の口座開設を行いましょう。
Coincheckの場合は公式サイトの右上にある「会員登録」をクリックし、氏名やメールアドレスなどの必要事項を登録します。
国内取引所の口座開設には本人確認があるので、運転免許証などの本人確認書類が必要です。スムーズに取引を始めるためにも、手元に用意しておいてください。
本人確認は早ければ1時間ほどで終了するから、即日で取引を始められるよ。
STEP2:MetaMaskなど対応ウォレットをインストールする
DEXを利用するにはウォレットが必要になるので、MetaMaskなどの対応ウォレットをインストールしてください。
MetaMaskはWebブラウザの拡張機能からインストールできます。
MetaMaskに対応したWebブラウザには以下があります。
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Firefox
- Brave
任意のWebブラウザからMetaMaskをインストールしましょう。
スマホアプリのGoogle Chromeからは利用できないから注意してくださいね。
STEP3:国内取引所で購入したイーサリアム(ETH)をウォレットに送金する
Coincheckに資金を入金したら、イーサリアムを購入しましょう。Coincheckへの入金方法は以下の3つから選択してください。
またイーサリアムを送金するためにMetaMaskを開き、ウォレットアドレスをコピーします。Coincheckの取引画面で送金したいイーサリアムの金額を入力して「送金する」を押せばウォレットへの送金は完了です。
ちょっと手間はかかるけど、ここまででDEXを利用するための準備はOKだよ。
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STEP4:各DEXに登録し、取引を開始する
ウォレットにイーサリアムが準備できたら、UniswapなどのDEXに登録して取引を開始します。
Uniswapの場合はまずサイト右上の「Launch App」をクリックしてください。
「ウォレットに接続」から、任意のウォレットを選択することで登録が完了します。
またPancakeSwapでは公式サイト右上の「Connect Wallet」から、利用するウォレットの登録が可能です。
ウォレットの登録は口座開設と比べて簡単に行えますね!
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)の今後の将来性・見通しについて
DEXの将来性について以下3つの観点から考察してみました。
- イーサリアム2.0を始めとしたアップデートが鍵
- DEXの市場規模は年々と拡大。今後は政府不安定でありながら富裕層がいる国での普及などが後押しする
- DEXの普及とともにCEX(中央集権型取引所)のメリットも見直されている
イーサリアム2.0を始めとしたアップデートが鍵
イーサリアムは常に開発が進められており、スケーラビリティ問題を克服するためにアップグレードを控えています。2021年10月27日にはアップグレードの「アルタイル」がメインネットに実装されました。
イーサリアム2.0はフェーズ0からフェーズ2.0まで、4段階のアップデートが予定されています。
最終的には現在のPoW方式からPoS方式に移行する予定であり、移行が完了すればトランザクションの改善や手数料の削減も実現可能です。
イーサリアムのアップデートでガス代が下がれば、DEXはもっと使いやすくなるよ。
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DEXの市場規模は年々と拡大。今後は政府不安定でありながら富裕層がいる国での普及などが後押しする
DEXは発展途上国で今後シェアが拡大すると予想されています。現在、発展途上国では国民の多くが身分証明書を持っておらず、従来の金融サービスを利用できない状態です。
しかしDEXはスマートフォンさえ持っていて、インターネットにつながっていれば誰でも取引できます。口座の開設には、本人確認のような面倒な手続きも必要ありません。
また従来の金融サービスと比べて送金スピードが速く手数料も抑えられるので、富裕層を中心とした普及に期待できるでしょう。
国によってはDEXが従来の金融サービスに取って代わる時代が来る可能性もありますね。
DEXの普及とともにCEX(中央集権型取引所)のメリットも見直されている
DEXの普及が進んでおりCEX(中央集権型取引所)のシェアを追い越しそうな勢いですが、実はCEXのメリットも見直されつつあります。
DEXはスマートコントラクトにより自動的な取引が可能です。しかし中央管理者が存在しないことで、ユーザーは取引所からのサポートや補償を受けられません。
適切な取引が行われていれば問題ありませんが、万が一トラブルが発生した際にはCEXのように迅速な対処はできないでしょう。このためDEXの普及がどれだけ進んでも、CEXからDEXへと完全に移行することはないと考えられます。
DEXならではの課題もあるから、今後どう対処していくかに注目したいね。
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)を利用する際の注意点
これからDEXを始める場合、注意すべきポイントはありますか?
これからDEXを始まるなら、以下の3点に注意しておきましょう。リスクを知らずに始めると後々大損につながることもあります。
- 法定通貨での取引に未対応のため日本円での取引が不可能
- カスタマーセンターなど存在せずある程度自分で問題を解決する必要がある
- 詐欺目的のスキャムコインを利用しないよう注意が必要
法定通貨での取引に未対応のため日本円での取引が不可能
DEXでは、法定通貨での取引が未対応です。したがって、日本円を直接入金できません。日本円でDEXを利用するなら、まずはCoincheckなどの国内仮想通貨取引所を経由しましょう。
イーサリアムを購入し、イーサリアムネットワークに接続することでDEXへ入金できます。
DEXは入金するまでの手間が多いから、挫折してしまう人も一定数存在するよ。
カスタマーセンターなど存在せずある程度自分で問題を解決する必要がある
DEXは中央集権的な管理者がいないため、ネットワーク間でのトラブルは自分たちで解決しなければいけません。
CEXであれば問い合わせてすぐに解決できる場合もあるため、慣れないうちはCEXでサポートを受けつつ投資をするのもおすすめです。
また、DEXは日本の法律で認可されたサービスではありません。DEXでトラブルが発生しても警察も介入できないので、あわせて注意しておきましょう。
DEXは手数料が安かったり取引速度が早かったりで便利な分、自己責任で取引しないといけない点は覚えておこう。
詐欺目的のスキャムコインを利用しないよう注意が必要
DEX上ではかなり多くの銘柄が取引されています。今後伸びるような将来性がある銘柄れあれば購入する価値がありますが、詐欺目的の銘柄を掴んでしまうと損します。
仮想通貨の場合上場審査がないため、詐欺コインが出回りやすいことも注意しておきましょう。
DEX(Decentralized Exchange/分散型取引所)の使い方・おすすめの理由まとめ
DEXの登場によって、中央管理者を介さない新しい取引の形が確立されました。DEXを筆頭にDeFi分野への注目は高まっており、投資家としてはブームの波をしっかりと追いたいところです。
今後はイーサリアムのアップデートも控えているため、DEXの使いやすさ向上に期待できます。一方でDEXは使い方がまだわかっていない部分も多く、初心者にとっては難しいアプリケーションです。
注目されているからと安易に投資せず、DEXに関する知識を身につけてから利用しましょう。
仮想通貨を始めるなら、まずは口座開設
- 仮想通貨を始めるならまずコレ
- アプリダウンロード数No.1
\ DL数No.1の仮想通貨アプリ/
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak
(監修者)新井智美
https://marron-financial.com/
保有資格
CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員
プロフィール
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、現在は年間300本以上の執筆・監修をこなし、これまでの執筆・監修実績は2,500本を超える。
専門・得意分野
家計・ライフプランニング, 住宅ローン・不動産, 老後資金, 教育資金, 結婚, 出産・子育て, セカンドライフ, 株式, 投資信託, NISA・iDeCo, 不動産投資, ふるさと納税
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