
Binance(バイナンス)では、日本円の入金ができません。そのため、日本からBinanceを利用するには「仮想通貨送金」「クレジットカード送金」を利用します。
しかし、仮想通貨送金では入金ミスを行うと資産がゼロになる可能性があるので、きちんと本記事の手順を踏む必要があります。
手数料を抑えながらおトクに入金する方法も解説しているので、最後までチェックしてみてください。
- 日本人が利用できるBinanceの入金方法は仮想通貨の送金、クレジットカード入金の2がある。
- 仮想通貨の送金による入金方法は手数料が無料でおすすめ。
- 送金に利用する取引所で最適なのはCoincheck。 一部の入出金手数料が無料で初心者の方でも使いやすい。
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Binance(バイナンス)は日本円が入金できない


Binanceでは法定通貨の入金は行っていますが、日本円は対応していません。
主な入金方法は、国内の仮想通貨取引所を利用して日本円で仮想通貨を購入し、仮想通貨をBinanceに送金する流れになります。
クレジットカードでもBinanceの仮想通貨は購入できますが、購入できる通貨の数が限られているので仮想通貨をBinanceへ送金する方法がおすすめです。
Binance(バイナンス)の入金方法一覧
Binanceの入金方法一覧を表でご紹介します。日本でBinanceに入金する方法は下記2つのみです。
入金方法 | 取扱通貨 | 最低入金額 | 入金限度額 | 入金手数料 | 反映時間 |
仮想通貨 | BTC ETH BNB EOS |
制限なし | 制限なし | 無料 | 数分~1日 |
クレジットカード | 180ヵ国で利用可能(日本も可) | 1,700円 | 530,000 | 3.5% | 即日 |
次に、各入金方法の特徴やメリットデメリットを解説します。
国内仮想通貨取引所を経由して入金※おすすめ
Binanceへ入金する際は、一般的に国内仮想通貨取引所を経由して入金する方法がメインになります。
メリットデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
入金手数料が無料 すべての取扱通貨を購入できる 入金の反映が速い |
国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する必要がある 取引所によっては出金手数料が掛かる場合もある |
Binanceは仮想通貨取引所の中で最も取扱通貨数が多い取引所なので、仮想通貨で入金すればすべての取扱通貨を購入できるのは1番のメリットでしょう。
しかし、国内取引所から送金する手間や、わずかですが出金手数料が掛かる場合もあるため注意です。
クレジットカード入金
Binanceはクレジットカード入金に対応しており、メリットデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
仮想通貨を使わずに入金ができる 現金を用意する必要がない |
購入できる通貨が限られている クレジットカードで不具合が起きたときに対応する必要がある 入金が反映されるまで遅い クレジットカードの対応ブランドが限られている |
仮想通貨を使わずに入金できるメリットはありますが、デメリットが多く、注意しなければならない点が多いです。
また、対応ブランドは「VISA」と「Mastercard」のみになります。
銀行振込
Binanceは銀行振込による入金ができますが、日本円は対応していません。
もし銀行振込で入金する場合は、日本円を海外の法定通貨に両替してから海外送金する必要があることを覚えておきましょう。
銀行振込のメリットデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
USDで送金するとBUSDに両替される | 日本円が入金できない 送金手数料が高い |
そもそも日本では利用ができないため、入金方法は仮想通貨の送金とクレジットカード入金のみと考えてよいでしょう。
Binance(バイナンス)の仮想通貨入金方法
Binanceの仮想通貨入金方法について解説していきます。仮想通貨の入金は5ステップで完了し、下記の手順です。
- Coincheckで無料口座開設する
- Coincheckの取引所でビットコイン(BTC)を購入する
- Binance上で「フィアットと現物」から入金を選択する
- Binanceの入金コードを取得する
- Binanceへ送金する
具体的な手順は上記の5ステップを踏むだけです。一通り確認しておきましょう。
STEP1:Coincheckで無料口座開設する
今回は国内取引所のCoincheckを例にして解説します。まずCoincheckの公式サイトに移り、会員登録を行います。
Coincheckの本人確認は下記の5つから1つ選んで登録します。
- 運転免許証
- パスポート
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
Coincheckで口座開設が完了すると仮想通貨を購入できるようになるので、仮想通貨を購入していきます。
STEP2:Coincheckの取引所でビットコイン(BTC)を購入する
Coincheckの取引所で送金するためのビットコインを購入します。ビットコインは仮想通貨の中でも1番流動性が高く、送金に利用しやすい仮想通貨です。
Coincheckで仮想通貨を購入できる場所は販売所と取引所の2つあり、取引所の方が販売所より手数料が安く購入できておすすめです。
まずはビットコインを購入するために、Coincheckに日本円を入金します。
Coincheckの入金方法は下記の3つです。
- コンビニ入金
- クイック入金
- 銀行振込(振込先はGMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行のみ)
Coincheckは「コンビニ入金」と「クリック入金」から購入した仮想通貨は送金するまで1週間の期間を空ける必要があります。そのため、すぐに送金できる「銀行振込」がおすすめです。
取引所でビットコインを購入する手順は下記の通りです。
銘柄選択の欄で、BTCを選択します。
次に、購入したいレート数を入力します。
レート数は「BTC買い板/売り板」に表示されているレートをクリックするだけでもOKです。レート数の次は、注文したい仮想通貨の枚数、または日本円の金額を入力します。
Binanceへ送金した際に、Binanceで購入したい分だけビットコインも購入しておきましょう。入力し終えたら「買い」を選択して「注文する」をクリックします。
後は売り手が見つかり、取引が成立するとビットコイン購入の完了です。
STEP3:Binance上で「フィアットと現物」から入金を選択する
Binanceへログインをして、ウォレット欄から「フィアットと現物」をクリックします。
画面上部の「入金」をクリックしましょう。
STEP4:Binanceの入金コードを取得する
Binanceの入金アドレスが表示されるので、アドレスをコピーして入金コードを取得します。
入金コードに誤りがないか確認するために、タブは閉じずにしておきましょう。
STEP5:Binanceへ送金する(※入金ミスに注意)
Coincheckにログインをして「暗号資産の送金」欄に移ります。
- 宛先:Binanceのアドレス
- 金額:送金する金額
上記を入力して「送金する」をクリックします。
Binanceのアドレスを入力する時には、アドレス入力を1桁でも間違えると自分のアドレスに送金できず、消えてしまいます。
アドレス入力を間違えないために、入力は手打ちではなくコピペで行いましょう。
クレジットカード入金で買える仮想通貨は限定的
Binanceはクレジットカード入金にも対応しており、VISAとMastercardの2つで購入ができます。
しかし、クレジットカードで購入できる仮想通貨は限られており、下記の6つです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- バイナンスコイン(BNB)
- バイナンスUSD(BUSD)
- USドルテザー(USDT)
- リップル(XRP)
クレジットカード入金で仮想通貨を購入する方法を解説します。
STEP1:Binance上で仮想通貨購入・クレジットカード・デビットカードを選択
Binanceにログインをして「仮想通貨購入」欄から「クレジットカード/デビットカード」をクリックします。
購入したい仮想通貨の選択と、購入したい金額を入力しましょう。
金額の単位が初期設定では「USD」になっているので「JPY」にします。
STEP2:クレジットカード情報を入力する
最後にクレジットカード情報を入力します。事前に個人情報の入力をしていない場合は先に個人情報の入力が求められるため、入力しましょう。
クレジットカード情報の入力を終えたら「今すぐ支払う」をクリックします。
1分以内に「承認」ボタンをクリックして購入完了です。
Binance(バイナンス)の入金でよくある質問
Binanceの入金に関するよくある質問をまとめました。
- 入金後に残高に反映されるまでの時間はどれくらい?
- Binancへの入金ミスをしてしまった
- 手数料が安い入金方法はどれ?
1つずつ解説していきます。
Q.「入金後に残高に反映されるまでの時間はどれくらい?」
入金が反映される時間は仮想通貨やブロックチェーン承認の混雑状況によって変わります。
送金スピードが速い「イーサリアム(ETH)」や「リップル(XRP)」は数分ほどで反映されます。
クレジットカード入金では、仮想通貨送金より時間がかかるでしょう。
入金が反映されたか確認する際は、下記の手順で確認できます。
- ログイン後、ウォレットにカーソルを合わせる
- ウォレット概要をクリック
- 取引履歴を表示
Q.「Binanceへの入金ミスをしてしまった」
入金ミスをしてしまった時は返金申請をしてみましょう。ただ、アドレスを間違えた場合は返金がほぼ不可能です。
その他の入金ミスは問い合わせると返金される可能性があるため、Binanceのサポートセンターに問い合わせてみると良いでしょう。
Q.「手数料が安い入金方法はどれ?」
手数料が安い入金方法は「仮想通貨の送金」による入金方法です。
Binanceへの入金方法の中でも唯一入金手数料が無料であり、かかる手数料は送金する時の送金手数料のみです。
海外取引所は自己責任で利用しよう!
Binanceは金融庁から認められていない海外取引所で、日本人の利用は推奨されていません。Binanceを含め海外取引所を利用する際は、いつ利用不可になるかわからないので自己責任で利用しましょう。
自己責任で利用する際は、国内の仮想通貨口座から入金することが必須です。その際は、国内最大級の仮想通貨取引所Coincheckの利用が一番おすすめです。かんたん本人確認を利用すれば、すぐに口座開設ができるので、口座開設だけでもしておきましょう。
- 日本人が利用できるBinanceの入金方法は仮想通貨の送金、クレジットカード入金の2がある。
- 仮想通貨の送金による入金方法は手数料が無料でおすすめ。
- 送金に利用する取引所で最適なのはCoincheck。 一部の入出金手数料が無料で初心者の方でも使いやすい。

(監修者)恩田 雅之 http://onda-fp-jimusho.com/
CFP(R)認定者・証券外務員2種・金融知力インストラクター 1959年 東京生まれ 専修大学経営学部卒業後、16年間IT業界の営業に携わる。その間に資産運用に興味を持ちNPO法人日本FP協会のAFP®の資格を取得。2004年3月にCFP®の資格後同年6月に、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。資産運用のセミナーの講師、ブログやコラムの執筆や監修などの業務を中心に活動中。
Binance(バイナンス)の企業情報
名称 | Binance |
取扱通貨数 | 700種類超 |
本社所在地 | マルタ |
代表者 | チャンポン・ジャオ |
公式HP | https://www.binance.com/ja |