仮想通貨のナンピンの方法やタイミングとは?ナンピンするメリット・デメリットも解説

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仮想通貨の取引方法でナンピンってテクニックがあるみたいだけど、どんな取引なのかな?

ナンピンは株とかFXでもあるけど、価格が下がった仮想通貨を買い増しする方法だよ!

ナンピンは、値が下がっていたり、塩漬けになっていたりする仮想通貨を買い増しする方法です。ナンピンをすることで所持する仮想通貨全体の平均取得価格を下げられます。

ナンピンにより取得価格を下げることで、今後所持する通貨が値上がりしたときに利益が発生しやすくなります。一方で、通貨が値下がりを続けた場合、損失が増えるリスクが発生する点も忘れてはいけません。

この記事では、仮想通貨におけるナンピンの方法やメリット・デメリットについて解説していきます。ナンピンを考えている方は参考にしてください。

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目次

仮想通貨におけるナンピンとは

そもそもナンピンってどういう意味??

ナンピン(難平)は仮想通貨だけでなく、株やFXでも用いられる用語です。まずはナンピンにかかわる用語や目的をしっかりと押さえておきましょう。

  • ナンピン買い・ナンピン売り
  • ナンピンの目的

ナンピン買い・ナンピン売り

ナンピン買いとは、保有している銘柄の価格が下がったときに、該当する銘柄を買い増しして平均購入単価を下げることです。

例として、1単位5,000円の銘柄でナンピン買いを行った場合の平均購入価格を紹介します。

単価購入単位保有銘柄数平均購入単価
初回購入時¥5,000100100¥5,000
ナンピン買い時¥4,000100200(¥5,000×100+¥4,000×100)¥4,000

平均購入単価は4,500円(={5,000円×100単位+4,000円×100単位}/{100単位+100単位)となり、利益が出る水準が下がります。

ナンピン売りとは、保有している銘柄の価格が上がったときに、該当する銘柄を売り増しして平均売却単価を上げることです。

例えば、以前ある銘柄を1単位1,000円で100単位売却しており、その後値上がりしたためさらに1単位2,000円で100単位売却できれば、平均売却単価は1,500円となります。

ナンピンの目的

ナンピンって難しそうな取引だけど、何の目的でやるの?

ナンピンの目的は買い付けコスト(損益分岐点)を下げる目的が挙げられます。先ほどの例で、1単位当たり5,000円から4,000円に下がったとして、ナンピンをしていれば4,500円以上に戻れば利益が出ます。

一方で、ナンピンをしていなければ5,000円以上まで戻らなければ利益が出ません。したがって、ナンピンには該当する銘柄の値が回復したときに利益を出しやすくするといった目的があるのです。

仮想通貨でナンピンがおすすめのタイミング

ナンピンって、いつでもやって良いわけではないみたいなんだけど、どのタイミングでするのが良いのかな?

ナンピンはタイミングを見極めて行う必要があります。具体的におすすめのタイミングとしては、以下の2つです。

  • もともと狙っていた価格まで保有中の仮想通貨が値を下げたとき
  • 自分の仮想通貨が塩漬け状態になったとき

それぞれのタイミングについてみていきましょう。

もともと狙っていた価格まで保有中の仮想通貨が値を下げたとき

ナンピン買いは購入単価を下げて損益分岐点を下げる目的があるため、保有している仮想通貨が値を下げたときに行うことがベストです。

ただし購入単価が下がったものの、また上がる可能性がある銘柄に絞りましょう。下がり続けるだけの銘柄を追加購入しても利益を上げられないだけでなく、損失が膨らむ一方です。

ブロックチェーンが停止したり、関連銘柄のサービスが終了したりすると銘柄は回復しない可能性も高いから要注意!

自分の仮想通貨が塩漬け状態になったとき

自分の仮想通貨が塩漬けになっているときもナンピンを検討して良いです。塩漬けとは、購入した仮想通貨の取引を長期間行わずに放置している状態のことです。

塩漬けした仮想通貨をナンピンすることで、価格上昇時の含み損の解消が早まります。もちろん、値上がりした場合に買い増し分も反映されるのでメリットは大きいです。

塩漬け自体、せっかく利益を出せるタイミングを見逃しちゃう行為だからリスクは大きいよ!

仮想通貨をナンピンしないほうがいいタイミング

ナンピンすべきタイミングはわかったけど、逆にしないほうが良いタイミングもあるのかな??

ナンピンは時期を見極めるべきで、しないほうが良いタイミングももちろんあります。具体的には以下のようなタイミングでのナンピンは避けると良いです。

  • 仮想通貨市場全体が悲観相場なとき
  • 一度ナンピンした仮想通貨がさらに価格を下げたとき

なぜこれらのタイミングでのナンピンが良くないのか確認していきましょう。

仮想通貨市場全体が悲観相場なとき

仮想通貨市場全体が悲観相場なときはナンピンをおすすめできません。理由として、長らく上がる可能性が期待できず利益を期待できないからです。

最近ではLUNAの暴落や米ドル高の影響で仮想通貨市場が大きく冷え込むことがありました。

これらの出来事の最中は無理に買い増しせず、しばらく見守るほうが賢明です。

特に初心者の場合、短絡的な判断はしないようにしよう!

一度ナンピンした仮想通貨がさらに価格を下げたとき

一度ナンピンした仮想通貨がさらに下落した場合、なかなか元の価格に戻らない可能性もあります。

原因として、該当する銘柄に何らかのトラブルが起きている可能性もあります。買い足す前に公式サイトやTwitterで情報を集め、該当する銘柄に将来性があるかどうか判断しましょう。

仮想通貨をナンピンするメリット・デメリット

ナンピンのメリット・デメリットがよくわからない・・・

ナンピンのメリットとデメリットについて、簡潔に表へまとめました。

ナンピンのメリットナンピンのデメリット
・損益分岐点を下げることができる
・塩漬けの銘柄で行うことで含み損の早期解消を期待できる
・より大きな利益を狙える
・市場が悲観相場のときはおすすめできない
・失敗すると大きな損失が出る可能性もある
・慣れないと失敗しやすい

ナンピンは購入単価を下げられるため利益を上げやすくなる一方、価格が下がり続けている銘柄を選んでしまうと損失が膨れ上がってしまいます。

どの銘柄に投資するかといった点や、買い足しするタイミングなどはしっかりと見極めましょう。

仮想通貨でナンピンする際のポイント・注意点

ナンピンのメリットは大きそうだしやってみたいんだけど、注意するべきポイントってタイミング以外にあるかな?

仮想通貨でナンピンする場合のポイントや注意点も確認しておきましょう。

  • 損切り額を事前に決めるなど資産管理を徹底する
  • テクニカル分析の他にSNSで情報収集するなどして戦略的にナンピンする

損切り額を事前に決めるなど資産管理を徹底する

ナンピンをする場合は必ず損切り額を事前に決めて資産管理を徹底しましょう。

損切りとはロスカットとも呼ばれ、「損失を抱えている状態で保有している資産を売却し損失を確定させること」です。

一見マイナスイメージがありますが、その後の回復が見込めない場合は無理に保有・ナンピンしても損失を膨らませてしまう可能性が大きいです。

したがって、損切りをして損失がそれ以上でないようにして資産管理を徹底しましょう。

あらかじめ「いくら以上損失が出たら損切りする」ってラインを決めておくと良いよ!

テクニカル分析の他にSNSで情報収集するなどして戦略的にナンピンする

仮想通貨が暴落する一方なのか、一時的な下落なのかは該当銘柄の公式サイトやSNSからもある程度情報収集できます。

情報を持っているかどうかで投資の戦略にも大きく影響するため、まずは情報収集を徹底しましょう。

気になる仮想通貨銘柄の公式サイトやSNSはブックマーク・フォローしておこう!

ナンピンする際の手順・仮想通貨の購入方法

仮想通貨でナンピンをしたいけど、そもそも仮想通貨自体どうやって買えば良いのかな?

ナンピンを始めるには仮想通貨を購入できる環境が必要です。

仮想通貨を購入するステップを、国内の銘柄で完結させる場合と海外でのみ購入可能な通貨を用いる場合の2つに分けて解説します。

  • Coincheck(コインチェック)で無料口座を開設
  • 【国内で取引可能な通貨の場合】Coincheck(コインチェック)でナンピン買いしたい仮想通貨を購入
  • 【海外でのみ取引可能な通貨の場合】国内の取引所でビットコインを購入後、海外の仮想通貨取引所でナンピン買いしたい仮想通貨を購入

Coincheck(コインチェック)で無料口座を開設

国内で取り扱っている通貨に限定してナンピンする場合でも、海外の銘柄でナンピンする場合でも、まずは国内仮想通貨取引所の口座開設は必須です。

国内仮想通貨取引所はいくつかありますが、手数料の安さや口座開設の手軽さから、Coincheckがおすすめです。

Coincheckの公式サイトから氏名やメールアドレスを入力し、仮登録確認メールのURLから本人確認することで口座を開設できます。

本人確認には免許証や住民票が必要だから、あらかじめ用意しておこう!

【国内で取引可能な通貨の場合】Coincheck(コインチェック)でナンピン買いしたい仮想通貨を購入

国内で取引可能な通貨でナンピンをする場合、Coincheckでそのまま通貨を購入しましょう。

2022年5月時点で取り扱っている通貨は以下の通りです。

引用:https://coincheck.com/ja/article/336

このなかで気になる銘柄があれば、この次のステップの海外送金はする必要がありません。

ほとんどの銘柄はこのサイトで解説しているから、気になるものがあったら確認してみてね!

【海外でのみ取引可能な通貨の場合】国内の取引所でビットコインを購入後、海外の仮想通貨取引所でナンピン買いしたい仮想通貨を購入

国内の仮想通貨取引所で扱っている銘柄以外のものでナンピンしたい場合、ビットコインを購入して海外の仮想通貨取引所へ送金後、気になる仮想通貨を購入しましょう。

海外仮想通貨取引所はいくつかありますが、BinanceやHuobiがおすすめです。

仮想通貨のナンピンに関するよくある質問

ナンピンについて他に知っておいた方が良いことってあるかな?

仮想通貨におけるナンピンに関するよくある質問も確認しておきましょう。

よくある質問として以下のようなものが挙げられます。

  • 仮想通貨のナンピン時の平均単価の計算方法は?
  • 仮想通貨でナンピンした場合の税金の計算方法は?

仮想通貨のナンピン時の平均単価の計算方法は?

仮想通貨のナンピンをしたいんだけど、平均単価がわからないから買うタイミングがわからない・・・

仮想通貨のナンピンをするにあたって平均単価がわからなければ買うタイミングも把握できません。

そのようなときはツールを活用し、平均単価を割り出しましょう。損益計算ソフトはいくつかありますが、Gtaxがおすすめです。

参考:Gtax

仮想通貨でナンピンした場合の税金の計算方法は?

ナンピンで購入した場合、税金ってどうやって計算すれば良いのかな?

ナンピンをした場合の税金ですが、計算方法はいくつかあります。中でも購入単価を総平均法で算出する方法が簡単です。

総平均法の算出手順を簡単に説明します。

例えば1単位当たり5,000円の銘柄を10,000単位持っている状態で値下がりし、4,000円になったところでさらに10,000単位買い足したとします。

この場合、1単位当たりの平均単価は4,500円(={5,000円×10,000単位+4,000円×10,000単位}/{10,000単位+10,000単位})です。

ここで銘柄が値上がりし1単位当たり4,700円になったため15,000単位売却して利確したと仮定します。

すると利益は(4,700円-4,500円)×15,000単位=3,000,000円が利益となるので、この利益3,000,000円に税金がかかります。

仮想通貨におけるナンピンの方法やメリット・デメリットまとめ

仮想通貨におけるナンピンでは、平均購入単価を下げることで損益分岐点を下げ、利益を出しやすくするといったメリットがあります。

一方でタイミングを間違えると損失が大きくなってしまうため、仮想通貨市場全体の傾向や各種銘柄の情報を集めつつ、戦略的に投資を進めていきましょう。

仮想通貨でナンピンするためには仮想通貨を購入できる環境が必須です。Coincheckであれば日本円での入金が可能で、口座開設までそこまで時間がかからないので、興味がある方は開設して始めてみましょう。

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  • アプリダウンロード数No.1

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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak

(監修者)佐野孝矩

(監修者)佐野孝矩

https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/

保有資格
日商簿記2級FP2級情報処理安全確保支援士3級ウェブデザイン技能士

プロフィール
一部上場企業での経理・SEの実務実績に加え、個人事業主として2年、法人経営として1年の経験を通し、会計・セキュリティ・教育の面での助言・サポートをさせていただきます。大企業と小規模企業の両方を経験しているからこその視点でお役に立てればと思います。

専門・得意分野
企業経営理論、経済学、経営情報システム

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