

アスターネットワークは、2022年1月に登場した新しい仮想通貨です。
日本のサッカー選手を代表する本田圭佑氏に加え、StakeTechnologies社の代表である渡辺創太氏など、日本人がかかわっているブロックチェーン技術を搭載しています。
過去にも日本発ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨はいくつかありましたが、世界的に注目され支援されているものはアスターネットワークが初です。
この記事では、アスターネットワークの特徴や将来性、買い方について解説していきます。興味がある方はご覧ください。
- ブロックチェーン間の互換性を持たせるポルカドットのパラチェーンの1つ
- 本田圭佑氏を代表とする有名人から莫大な資金を調達した
- アスターネットワークはCoincheck経由で購入しよう!
もくじ(タップでジャンプ)
アスターネットワーク(Astar Network)とはどんな仮想通貨?特徴を解説
通貨名 | アスターネットワーク |
シンボル | ASTR |
注目度 | ★★★☆☆ |
取扱取引所 | Kraken,Gate.io,HuobiGlobalなど |
時価総額 (2022年2月時点) |
\1,426,731,834 |
公式HP | HP:https://astar.network/ Twitter:https://twitter.com/astarnetwork_j |

アスターネットワークの具体的な特徴は以下の5つです。
- 異なるブロックチェーンの相互接続を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーン
- さまざまなブロックチェーンのdAppsハブとして重要なプロジェクトとなっている
- 新しいスマートコントラクトの構築も可能なDeFi関連プロジェクト
- ASTRはアスターネットワーク(Astar Network)のパブリックトークン
- 本田圭佑氏やギャビン・ウッド氏などから累計約25億円の資金を調達
それぞれの特徴について、確認していきましょう。
異なるブロックチェーンの相互接続を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーン
アスターネットワークは、ポルカドット(Polkadot)上でスマートコントラクト機能を提供する基盤となることを目的として開発された仮想通貨です。

ポルカドットは、異なるブロックチェーンに互換性をもたらす役割があり、仮想通貨間取引の利便性を向上させる効果を持っています。
アスターネットワークがポルカドットのパラチェーンとなることで、イーサリアム互換のdAppsやPolkadotネイティブなdAppsも構築可能となり、実行できるようになるのです。
さまざまなブロックチェーンのdAppsハブとして重要なプロジェクトとなっている
ポルカドットの相互運用性は、Substrateと呼ばれる独自のフレームワークに基づいたブロックチェーンに限って互換性が提供されました。
しかし、アスターネットワークがポルカドットのパラチェーンとなり、dAppsにおけるハブの役割を果たすことで、Substrate以外のブロックチェーンと相互運用も可能となります。

新しいスマートコントラクトの構築も可能なDeFi関連プロジェクト
アスターネットワークは、今話題であるDeFi関連プロジェクトの1つでもあります。
従来のポルカドットだけではスマートコントラクト機能がなく、DeFiに関するプロジェクトを実行できませんでした。しかし、アスターネットワークがパラチェーンとなることで、DeFi関連プロジェクトにおける需要も満たせるようになったのです。
また、アスターネットワークはEVMとWASMの両方に対応している点も注目です。

それぞれの用語についても、意味を押さえておきましょう。
- EVM(イーサリアム仮想マシン):スマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための翻訳機として機能するもの。
- WASM(WebAssembly):JavaScript以外のコードを使用してブラウザで実行するメソッドのこと。
これらの機能を搭載しているため、イーサリアム上で作成したスマートコントラクトも、簡単に移植できます。
さらにはポルカドット上で新しいスマートコントラクトを構築することもできるのです。
ASTRはアスターネットワーク(Astar Network)のパブリックトークン

ASTRは、アスターネットワークのパブリックトークンです。
パブリックトークンとは、既存の暗号資産におけるシステムを間借りする形で存在する通貨のことで、独自なブロックチェーンを持たない通貨を指します。
パブリックと名前にある通り、誰でも自由にASTRの取引が可能です。
本田圭佑氏やギャビン・ウッド氏などから累計約25億円の資金を調達
アスターネットワークは、法人だけでなく個人からも莫大な額の資産調達をしたことで注目されました。
具体的には以下の方が挙げられます。
- 本田圭佑氏(元サッカー日本代表・投資家)
- ギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏(イーサリアム共同設立者)
- リチャード・マー(Richard Ma)氏(Quantstamp共同創立者)
いずれの方も有名なので、耳にしたことがあるかと思います。
アスターネットワーク(ASTR)の2022年現在のチャートと価格変動

アスターネットワークの歴史はまだ記事執筆時点で2か月ほどしかありませんが、まとめると以下のようになります。
- 2022年1月:クラーケンやクーコインなどの海外取引所へ上場し、一時30円台を記録
- 2022年2月:ローンチ後より落ち着きをみせ、15円前後を堅調に推移
各月の詳細な値動きも見てみましょう。
2022年1月:クラーケンやクーコインなどの海外取引所へ上場し、一時30円台を記録
引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/astar/
2022年1月17日に、アスターネットワークはリリースされ、世界的に有名なクラーケンやクーコインなどの海外取引所へと上場しました。
上場したばかりといった点もあり、最初は30円台からのスタートをしています。
その後は一時期10円台位未満まで値下がりしています。

2022年2月:ローンチ後より落ち着きをみせ、15円前後を堅調に推移
引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/astar/
ローンチ後は一時期10円台を切るところまで下がったものの、2月に入ってからは比較的落ち着きを見せています。
15円前後を推移しているため、しばらくはこの幅で値動きするだろうと予想されています。
アスターネットワーク(Astar/ASTR)の購入方法・買い方|どこで買うのか解説

アスターネットワークは残念ながら、日本円で直接購入することはできません。
購入するにあたっては、以下のステップを踏む必要があるため、しっかりと押さえておきましょう。
- 1.Coincheck(コインチェック)で無料口座開設をする
- 2.Coincheck(コインチェック)でビットコインを購入する
- 3.海外の仮想通貨取引所でアスターネットワーク(Astar Network)を購入する
1.Coincheck(コインチェック)で無料口座開設をする
まずは、Coincheckにて無料口座開設をしましょう。
会員登録を選択後、氏名やメールアドレスといった個人情報を入力するとアドレス宛に本人確認のメールが届きます。
そのメールのURLから、本人確認書類を写真にて登録するだけで、無事登録は完了します。

2.Coincheck(コインチェック)でビットコインを購入する
Coincheckの口座を開設したら、次はビットコインを購入しましょう。
一応イーサリアムなど他の通貨でも問題ありませんが、マイナーな通貨を選んでしまうと送金先の海外取引所が限られてしまいます。
特別な理由がなければ、ビットコインが無難です。

3.海外の仮想通貨取引所でアスターネットワーク(Astar Network)を購入する
ビットコインを購入したら、最後に海外取引所に送金してアスターネットワークを購入しましょう。
現在Astar Networkが上場している取引所は「Gate.io」や「Kraken」などです。各海外取引所に口座開設をして、購入しましょう。
アスターネットワーク(Astar/ASTR)の将来性は?話題の仮想通貨の価格動向や今後の上げ幅を考察

アスターネットワークは実装されたばかりで、将来的に伸びるかどうか判断が難しいと考える方も多いです。
しかしながら、以下の3つの理由より、伸びる可能性は十分にあります。
- アスターネットワーク(Astar Network)上のネイティブDEX(分散型取引所)「アースワップ(ArthSwap)」も今月中にローンチする予定
- 2022年2月に約115億円規模のファンドを立ち上げ、アスターにコミットするプロジェクトを資金面でサポートすると発表
- 2026年に楽観的にみると60円台、現実的にみても80円台との海外投資家の意見
それぞれについて、確認していきましょう。
アスターネットワーク(Astar Network)上のネイティブDEX(分散型取引所)「アースワップ(ArthSwap)」も今月中にローンチする予定
アスターネットワークは、2022年2月中にでもネイティブDEXの1つであるアースワップ(ArthSwap)をローンチする予定です。

ネイティブDEXとは、対象のブロックチェーン上に構築された分散型取引所のことで、Uniswap(ユニスワップ)・Quickswap(クイックスワップ)・PancakeSwap(パンケーキスワップ)などが該当します。
今後も多くの機能が追加される予定と発表されています。
機能のリリースによって注目が集まれば、比例してアスターネットワークの価格が伸びる可能性も高いです。
2022年2月に約115億円規模のファンドを立ち上げ、アスターにコミットするプロジェクトを資金面でサポートすると発表
アスターネットワークは、2022年2月に1億ドルのファンドであるアスター・ブースト・プログラムを発表しました。
このプログラムでは1億ドル(日本円で約115億円規模)となっており、流動性提供や経済的サポート、インセンティブプログラムの実施といった計画がされています。
アスターネットワーク上に構築したいDeFiユーザーやDeFiプロジェクトの増加が見込めるため、将来性は高いと予測されます。
2026年に楽観的にみると80円台、現実的にみても60円台との海外投資家の意見
海外の投資家による意見では、2026年までに80円台まで伸びるといった意見が目立ちました。
According to the Astar forecast price and technical analysis, in 2026 the ASTR price is expected to cross an average price level of $0.82
現時点で15円前後であることを考えると、4年ほどで5倍以上に伸びるといった予測ができます。
この予測通りに伸びれば、銀行に預けた場合の利息とは比べ物にならない金利となるため、今のうちに投資しておくことで億り人も実現できるかもしれません。

アスターネットワークに関するよくある質問

これからアスターネットワークを購入するにあたって、以下の2点は押さえておくとよいです。
- アスターネットワークにステーキング報酬はある?
- アスターネットワークはイーサリアムのアップデートに影響を受ける?
アスターネットワークにステーキング報酬はある?
アスターネットワークには、多くの通貨を長い時間保有すればするほど、より多くの報酬を得られるといったステーキングサービスが実施されています。
したがって、可能な限り多くの通貨を購入しておくとで、報酬をもらうにあたって有利になる可能性が高いです。
参考:https://docs.astar.network/utility/staking-on-dapps
アスターネットワークはイーサリアムのアップデートに影響を受ける?
イーサリアムは、取引量が増えるにつれて、ネットワークは混雑し、トランザクションの遅延が起こるといったスケーラビリティ問題を抱えています。
時価総額2位のイーサリアムに対してイーサリアムキラーと呼ばれる通貨が出現している理由もここにあります。
しかし、イーサリアムはETH2.0と呼ばれるアップデートを行い、そこでスケーラビリティ問題の改善を図る予定です。
イーサリアムの弱点がなくなってしまうと、他の仮想通貨における優位性も低くなり、価格が下がる可能性は否めません。

アスターネットワークは日本発の期待のブロックチェーン
アスターネットワークは、ネイティブDEXであるArthSwapをローンチしたり、大規模ファンドのアスター・ブースト・プログラムを発表したりするなど、将来性がある日本発の仮想通貨です。
加えて、今話題のDeFi関連プロジェクトの1つであり、DeFi市場の盛り上がりとともに伸びる可能性も十分に考えられます。
今のうちに購入しておくことで、将来的に大きな収益を上げることも夢ではありません。
興味がある方はCoincheckを利用して購入してみましょう。
- ブロックチェーン間の互換性を持たせるポルカドットのパラチェーンの1つ
- 本田圭佑氏を代表とする有名人から莫大な資金を調達した
- アスターネットワークはCoincheck経由で購入しよう!

(監修者)佐野 孝矩 https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/
日商簿記2級・FP2級・情報処理安全確保支援士・3級ウェブデザイン技能士 一部上場企業での経理・SEの実務実績に加え、個人事業主として2年、法人経営として1年の経験を通し、会計・セキュリティ・教育の面での助言・サポートをさせていただきます。大企業と小規模企業の両方を経験しているからこその視点でお役に立てればと思います。