ネム(NEM)は、近年注目を集めるアルトコインのひとつです。
2021年8月現在、20円前後のレートを推移しており、価格が高騰しないうちに購入しておきたい方も多いでしょう。ネムの購入を検討しているなら、手数料の安さやスプレッドの低さで取引所を選ぶのがおすすめです。
本記事ではネム(XEM)の手数料が安く、スプレッドも低い取引所をランキング形式で紹介します。ネムを購入する際に知っておくべきことについても解説しているので、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてスムーズにな購入に役立ててください。
- ネム(XEM)は2021年3月のシンボルアップデートを経て、注目度が再度上がっている仮想通貨。
- セキュリティの高さや、取引のしやすさからネムの期待度はますます上昇している。
- ネムの購入におすすめの取引所はCoincheck。国内最大級の仮想通貨取引所アプリ。
もくじ(タップでジャンプ)
ネム(NEM/XEM)を取扱う仮想通貨取引所
ネムは2021年3月の大型アップデートを経て、シンボル(Symbol/XYM)をリリースしたことで注目を集めました。アップデート前と比べて処理速度が大幅にアップしており、今後の活用が期待されています。
専門的な開発を必要とせず独自のトークンやアプリケーションを作成できるため、拡張性の高さから今後は価格が高騰する可能性もあるでしょう。
多くの投資家が期待を寄せるネムを取り扱う国内取引所として以下4つを紹介します。
上記4つの取引所はすべて金融庁から認可を受けているため、安心してネムの取引が可能です。
ネムは送金スピードとセキュリティを向上させる「Catapult(カタパルト)」アップデートを予定しており、アップデートが実行されれば価格の高騰も予想されます。
価格が上昇すればネムを取り扱う取引所が増える可能性もあるので、今のうちに利用しやすい取引所の選び方を身につけておきましょう。
ネム(NEM/XEM)の手数料・スプレッドが安い国内取引所比較
ネムを購入できる4つの取引所の手数料・スプレッドについて比較してみました。
名称 | おすすめ度 | 取引手数料 | 送金手数料 | スプレッド※ | 最小発注量 |
Coincheck | ★★★★★ | 無料 | 変動手数料制 | 8.9% | 500円相当額 |
DMM Bitcoin | ★★★★★ | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
無料 ※BitMatch手数料を除く |
- | 10 XEM |
Zaif | ★★★★☆ | 無料 | 2~20 XEM | 6.7% | 0.1 XEM |
GMOコイン | ★★★★☆ | 無料 | 販売所:無料 Maker:-0.01% Taker:0.05% |
8.6% | 1 XEM |
※スプレッドは2021年8月9日の情報です。レートの変動に応じてスプレッドも変動するため、最新の情報は各取引所にてご確認ください。
どの取引所を選んでも取引手数料は無料なので、送金手数料の有無やスプレッド幅を基準に選ぶのがおすすめです。また少額投資から始めたい方はCoincheck、ネムのレバレッジ取引に興味のある方はDMM Bitcoinを選択するのが良いでしょう。
1位:Coincheck(コインチェック)
名称 | Coincheck |
おすすめ度 | ★★★★★ |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 変動手数料制 |
スプレッド | 8.9%(2021年8月9日現在) |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 500円相当額 |
公式HP | https://coincheck.com/ja/ |
Coincheckのおすすめポイント
- 国内最大級の17種類の銘柄を取り扱う
- 最小発注量は500円相当額からで少額投資ができる
- アプリが操作しやすく初心者にもおすすめ
東証プライム上場のマネックスグループが主要株主の取引所です。国内最大級の17種類の銘柄を取り扱っていることで、多くの投資家から支持を集めています。
販売所形式のみのためスプレッドはやや広めに設定されていますが、最低500円からの少額投資もでき無理のない範囲で投資を始めたい方にもおすすめです。
2位:DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
おすすめ度 | ★★★★★ |
取引手数料 | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
送金手数料 | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
スプレッド | - |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 10 XEM |
公式HP | https://bitcoin.dmm.com/ |
DMM Bitcoinのおすすめポイント
- ゲームや動画サービスで有名なDMMグループによる運営
- レバレッジ取引に対応した銘柄数が国内No.1
- 取引手数料だけでなく送金手数料も無料
DMM BitcoinはテレビCMでおなじみの取引所です。FXのノウハウを持つDMMグループが運営しているため、4分割チャートによる高度な取引をしたい方にも適しています。
現物取引よりもレバレッジ取引に強く、19銘柄全27種類の取引パターンに対応しているのも特徴のひとつです。
DMM Bitcoinでもネムを購入できますが、現物取引での取り扱いはなくレバレッジ取引にのみ対応しています。
3位:GMOコイン
名称 | GMOコイン |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
取引手数料 | 販売所:無料 Maker:-0.01% aker:0.05% |
送金手数料 | 無料 |
スプレッド | 8.6%(2021年8月9日現在) |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
公式HP | https://coin.z.com/jp/ |
GMOコインのおすすめポイント
- 販売所と取引所の両方に対応
- 取引所形式なら狭いスプレッドでネムの取引ができる
- アプリ「ビットレ君」の取引画面がわかりやすい
GMOコインは東証プライム上場のGMOインターネットグループが運営しており、販売所と取引所の両方に対応しているのが特徴です。
このほかにもアルトコインのレバレッジ取引もできるので、現物取引から初めて少しずつ取引のレベルを上げたい方にも適しています。
またわかりやすい取引アプリが用意されているため、初心者でも迷うことなく取引への挑戦が可能です。
海外取引所でのネム(NEM/XEM)の取引手数料・スプレッド
海外取引所のBinanceとBybitの取引手数料・スプレッドを比較してみました。
名称 | 取引手数料 | スプレッド |
Binance | 0.1% | 0% |
bybit | Maker:-0.0250% Taker:0.0750% |
0% |
国内取引所とは異なり、海外取引所では取引手数料が発生します。しかし国内と海外を手数料を比べてみても、大きな差があるわけではありません。
Binanceとbybitにはスプレッドがなく、実際の取引にかかる費用は国内取引所よりも安い場合があります。
ただし海外取引所は金融庁から認可を受けていないため、いきなり取引できなくなるかもしれません。手数料やスプレッドが安いからと安易に利用せず、国内で取引を行うのが良いでしょう。
ネム(NEM/XEM)のSymbol(シンボル・XYM)の取扱はGMOコイン・bitbank・Zaif
2021年3月にネムをアップデートしたシンボルがリリースされ話題になりました。シンボルは企業や公的機関での活用を想定して開発された通貨です。
高速処理によりスケーラビリティ問題が起こりにくく、決済手段としての活用も期待されています。
GMOコイン
名称 | GMOコイン |
おすすめ度 | ★★★★★ |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
スプレッド | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 1 XYM |
公式HP | https://coin.z.com/jp/ |
bitbank
名称 | bitbank |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 2XYM |
スプレッド | Maker:-0.02% Taker:+0.12% |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 0.0001 XYM |
公式HP | https://bitbank.cc/ |
Zaif
名称 | Zaif |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 2~20 XYM |
スプレッド | 6.7%(2021年8月9日現在) |
取引可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
最小発注量 | 0.1 XYM |
公式HP | https://zaif.jp/?lang=ja |
ネム(NEM/XEM)の購入前に知っておきたいこと
ネムは2015年に公開された比較的新しい仮想通貨で「New Economy Movement(新しい経済活動)」の略称です。発行上限は8,999,999,999枚であり、上限分の通貨はすでに発行されています。
ちなみに「ネム(NEM)」はプラットフォームの名称であり、通貨としての正式名称は「ゼム(XEM)」です。
ネムの特徴
- コンセンサスアルゴリズムにPoIを採用
- 高速処理によるスピーディーな取引が可能
- 発行枚数がすでに上限に達している
ネムは企業や公的機関での活用を前提に開発されたため、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンのハイブリット型です。高速処理に対応しており、1秒間に最大4,000件のトランザクションを処理できます。
またビットコインのマイニングに相当するネムのハーベストには、XEMの保有量が10,000を超えた方が参加可能です。
ネム(NEM/XEM)の仮想通貨取引でよくある質問
ネムの取引についてよくある質問として以下3つを紹介します。
- Q.「取引所と販売所の違いは?」
- Q.「手数料とスプレッドの違いは?」
- Q.「ネム(NEM/XEM)のハッキング事件ってなに?」
Q.「取引所と販売所の違いは?」
仮想通貨の取引を行う場所として、取引所と販売所の2つがあります。
取引所では投資家の注文状況である板を見て、ユーザー同士が直接取引するのが特徴です。一方、販売所ではユーザーが取引所を相手に通貨の売買を行います。
また取引所と販売所にはスプレッドに大きな差があるのも押さえておきたいポイントです。基本的に販売所のほうがスプレッド幅が広く、取引時に多くの費用がかかると覚えておきましょう。
Q.「手数料とスプレッドの違いは?」
仮想通貨を取引した際には取引額のいくらかを手数料として徴収されますが、一般的に国内取引所の取引手数料は無料となっています。
一方スプレッドは販売所で通貨を取引する場合の購入価格と売却価格の差額です。例えば購入価格が10,000円で売却価格が9,900円のとき、スプレッドは差額の100円であり約1%と計算できます。
スプレッドは常時同じ幅ではなく、通貨の価格が変動するのに応じて異なります。また取引所ごとにスプレッドに差があるので、利用する取引所を決める際の判断材料にしましょう。
Q.「ネム(NEM/XEM)のハッキング事件ってなに?」
2018年1月26日に仮想通貨取引所のCoincheckから、5億2,630万XEMが盗まれる事件が発生しました。被害総額は当時のレートで約580億円相当であり、史上最大のハッキング事件とも言われています。
この事件を受けてビットコインも220万円から40万円まで暴落し、相場が大きく荒れました。
その後Coincheckが被害に遭った投資家に対して約460億円分を補償し、ネムのハッキング事件は幕を下ろしています。
ネム(NEM/XEM)を安く買うならCoincheck(コインチェック)
ネムはセキュリティの高さや取引のしやすさから、今後の成長を期待されています。国内ではネムを利用した決済が導入され始めており、ネムのアップデートと共に実用化が進められると予想できるでしょう。
ネムを購入するならCoincheckの利用がおすすめです。販売所形式でシンプルな取引ができるため、初心者でも取引で迷う心配がありません。
ネムで資産を増やしたいと考えているなら、価格の低いうちに購入するのがいいですね。
- ネム(XEM)は2021年3月のシンボルアップデートを経て、注目度が再度上がっている仮想通貨。
- セキュリティの高さや、取引のしやすさからネムの期待度はますます上昇している。
- ネムの購入におすすめの取引所はCoincheck。国内最大級の仮想通貨取引所アプリ。

(監修者)柴沼 直美https://caripri.com/
CFP(R)認定者
生命保険会社勤務を経て渡米。MBAファイナンスを修得後、アナリスト・機関投資家として活動したのち、3人の子育てと親の介護のため家庭に入り以後フリーで活動。不動産投資から教育費捻出、介護施設入所手続きなど多くの経験を踏まえたリアルなアドバイスを提供いたします。