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USDT(テザー)の特徴や今後の動向を解説|日本円からUSDT(テザー)に換金する方法も紹介
USDTは安全な仮想通貨って聞くけど、どのような特徴があるんだろう。
USDTは米ドルに価格が連動しているから安全だよ。でも、問題視されている側面もあるんだ。
USDTは価格が米国のドルに連動しているステーブルコインです。
ドルは法定通貨で、しかも主軸通貨とあって価格変動幅が小さく、資産価値の一定化や仮想通貨取引をスムーズに行うための通貨として利用されます。
しかし、USDTを発行する上で問題視されている側面もあるのです。本記事では購入方法や問題視されている側面も解説していきます。
- GMOコインは手数料が非常に安い
- スプレッドが広がることもあるので見極めが大切
- 取引通貨が多い+レバレッジ可能+ステーキングありなので普通におすすめ
- 口座一つで仮想通貨もFXも利用可能
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USDT(USDTether/テザー)とはどんな仮想通貨?特徴・メリットを解説
通貨名 | Tether(テザー) |
シンボル | USDT |
注目度 | ★★★★☆ |
取扱取引所 | Binance、Bybitなど |
時価総額 (2024年4月12日現在) | ¥16,451,283,570,029 |
公式HP | https://tether.to/en/ |
USDTはステーブルコインの中でも時価総額がトップで、仮想通貨取引を行う中級者以上の方は高い確率で保有している仮想通貨です。
そんなUSDTの特徴はこんな感じだよ。
- 米ドルと連動しているペッグ通貨である
- 価格が変動しにくいステーブルコインなので大暴落の恐れが極めて低い
- 多くの取引所で取引される基準通貨で需要が高い
- インパーマネントロスの確率を下げられる
1つずつ解説していきます。
米ドルと連動しているペッグ通貨である
USDTはステーブルコインの一つです。ステーブルコインには通貨を担保にしたり無担保にしたり、さまざまな種類があります。
USDTは米ドルを担保にしているステーブルコインです。つまり、1USDTがほぼ1USDになるように作られているのです。
ステーブルコインのなかでもUSDTは「法定通貨担保型」と呼ばれ、米ドルのような価格が安定している通貨と価格をペッグさせることで価格の安全性を保っています。
2023年3月時点ではUSDTの担保が、約82%米ドルおよび米ドル同等物およびその他の短期預金で構成されています。2022年12月時点ではうち約4割が無担保手形等で、不安視される側面もありましたが、現在はコマーシャルペーパーを完全排除し、不安要素がかなり少なくなりました。
引用:https://tether.to/en/transparency/#reports
Tether Limited社のHPで担保比率をよく確認しておこう。
価格が変動しにくいステーブルコインなので大暴落の恐れが極めて低い
そもそもステーブルコインとは既存金融システムに依存しないので国境を超えて流動性を確保でき、多くの取引所に上場しているため基本的には大暴落の恐れが極めて低いです。
ただ、TerraのUSTのようなアルゴリズム型(通貨の需給によって価格を保つ)は大口投資家の流出が入るとペッグが外れる恐れがあり、実際に外れている過去もあります。
その点、法定通貨を担保にするUSDTはアルゴリズム型に比べて安全性が高いです。
参考:https://www.coindeskjapan.com/148293/
多くの取引所で取引される基準通貨で需要が高い
USDTはBinanceやBybitなど、世界的な大手取引所を始め、多くの取引所で取引される通貨なので需要が高いです。
ドルに担保されていることから法定通貨の代替となり、仮想通貨の取引をUSDTメインで進められるようになります。
USDTメインになると、かつて法定通貨が果たしていた役割(取引上の手続き)を短縮できるメリットがあります。
インパーマネントロスの確率を下げられる
インパーマネントロスとは、イールドファーミング(通貨をDEXなどに預けること)を行った際に、仮想通貨の価格変動で預け入れた通貨の価格が変動し、バランス調整されてしまって損失が発生する減少を指します。
例えばDEXに2種類の通貨を預けた場合、どちらかの価格が変動すると預けた通貨の価格比率が1:1を保てなくなり、DEXのAMMという機能が1:1にバランス調整をするため、損失が発生し、預けるより保有していた方が利益を見込めた状態になるのです。
しかし、USDTなら価格変動がほぼ起きないので、インパーマネントロスのリスクを防げます。
USDT(USDTether/テザー)の購入方法・買い方|どこで買うのか解説
USDTは国内取引所では購入できず、下記のステップで購入できます。
- 1.GMOコインで無料口座開設をする
- 2.GMOコインで日本円をビットコインに変換する
- 3.海外の仮想通貨取引所でUSDT(テザー)を購入する
1つずつ解説していきます。
1.GMOコインで無料口座開設をする
まずは国内取引所で口座開設をしましょう。
国内大手ITグループのGMOグループ企業であり、各種手数料が国内最安クラス、取扱銘柄が国内最大級のGMOコインがおすすめです。
まずはGMOコインの公式HPにアクセスし、「口座開設」を押すとメールアドレスの入力欄が表示されるので、メール認証をしましょう。仮口座開設までは5〜10分程度で終わるので、スキマ時間でも簡単です。
仮口座が開設できたら、本人確認をしましょう。本人確認の方法としては、免許証・マイナンバーなどを用意するスマホ認証と、書類を郵送する認証方法がありますが、スマホ認証の場合カメラで書類や自分の顔を写すだけなので、手続きがスムーズでおすすめです。
2.GMOコインで日本円をビットコインに変換する
GMOコインで本人確認を済ませ口座開設できたら、日本円を入金しましょう。日本円の入金方法としては即時入金・振込入金があります。
以下の銀行がある場合は即時入金の方が早くておすすめです。
- GMOあおぞらネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- Paypal銀行
GMOコインで日本円を入金したら、ビットコインを購入しましょう。
3.海外の仮想通貨取引所でUSDT(テザー)を購入する
GMOコインで購入したビットコインをUSDTが購入できる取引所で購入しましょう。
基本的に規模の大きい取引所であればUSDTを取り扱っており、BinanceやBybitなどが大手取引所に当たります。
Bybitは手数料がかかってしまいますがビットコインをUSDTへ両替することができ、初心者の方でも簡単にUSDTを保有できます。
USDT(USDTether/テザー)を日本円にする方法・交換方法
USDTを日本円にするためには、以下の3ステップが必要です。
- 海外取引所でUSDT(テザー)をビットコインに交換する
- ビットコインを国内取引所へ送り日本円に交換する
- 国内取引所から日本円を出金する
USDTは海外取引所でしか取り扱いがないため、まずはビットコインに交換しなければなりません。
次にビットコインを国内取引所へ送り、日本円に交換します。最後に国内取引所から日本円を出金すれば完了です。
USDTを日本円にする際には、取引レートによって損益が発生する場合があるため注意しておきましょう。
取引所を経由する方法がわかりやすくて便利だよ!
仮想通貨USDT(USDTether/テザー)の出金方法
仮想通貨(暗号資産)のUSDTを出金したい場合、以下の方法で手続きを進める必要があります。
- MetamaskなどのウェブウォレットでUSDTを検索する
- 海外取引所からMetamaskへ送金する
- Metamaskから国内取引所に送金して出金する
MetamaskにはデフォルトのトークンリストにUSDTがありません。そのため、USDTのコントラクトアドレスをCoinMarketCapなどからコピーし、Metamaskに追加しましょう。
「カスタムトークンの追加」にてコントラクトアドレスを追加したら、USDTが表示されます。あとは、海外取引所からUSDTをMetaMaskに送金した後、国内取引所に送金して出金すれば手続きは完了です。
USDT(USDTether/テザー)の2023年現在のチャートと価格変動
USDTは価格変動が少ない仮想通貨ですが、実際のチャートはどのように推移しているのか、確認していきましょう。
- 2018年~2020年:大きな変動はなく110円前後をキープ
- 2021年1月:102円台を記録。以降価格は2022年5月現在に至るまで上昇中
- 2022年3月:円安が加速し、20年ぶりの1ドル130円の大台に乗る
- 2022年10月:円安がさらに加速しテザーは一時150円台をつける
- 2022年12月:円安が回復して2022年末は130円台付近で取引を終える
- 2023年3月:円安回復トレンドが転換するも緩やかに上昇して135円付近を推移
- 2023年4月:月初から下落を続けて130円台まで落ち込むが月末にかけて136円台まで回復
- 2023年5月:ドル円レートの上昇とともに価格が上げ140円台に到達
- 2023年10月:7月半ばに一度沈むも堅調に伸び続けて150円を突破する
2018年~2020年:大きな変動はなく110円前後をキープ
2018年〜2020年頃は特に大きな価格変動はなく、110円前後をキープし続けていました。
価格変動が少ないステーブルコインだから、投資対象としては向いていない資産だね。
2021年1月:102円台を記録。以降価格は2022年5月現在に至るまで上昇中
2021年には一時的に102円と価格が下落しましたが、ペッグは外れていないので問題ないでしょう。
その後、2022年5月現在に至るまで価格はじりじりと上昇し続けています。
2022年3月:円安が加速し、20年ぶりの1ドル130円の大台に乗る
2022年3月頃から円安が加速し始め、20年ぶりに1ドル130円を付けました。
その結果、ドルと価格が連動するUSDTの価格も円ベースでは上昇し、USDTを保有しているだけで資産が増える現象も起こっています。
2022年10月:円安がさらに加速しテザーは一時150円台をつける
2022年10月には円安がさらに加速し、1ドル150円台を突破しました。
米ドルと同じ価値のテザーも同様に150円を突破しており、2022年で最高値を記録しています。
このまま円安が進むと思われていて、みんな不安だったよね。
2022年12月:円安が回復して2022年末は130円台付近で取引を終える
2022年10月には一時的に150円台に達していましたが、円安が回復するとともに価格が落ち着いています。2022年末には130円台付近で取引を終える結果となりました。
その後はこのまま価格が下がるかと思われましたが、130~135円台の間で推移を続けています。
円安によりUSDTを保有するだけで利益が出たのは一時的なものでしたね。
2023年3月:円安回復トレンドが転換するも緩やかに上昇して135円付近を推移
2023年に入ってからのUSDTは130円台での推移を続けています。
ドル円市場は円安からの回復トレンドへと転換していますが、USDTの価格は緩やかに上昇して135円付近まで到達しました。
再び上昇を見せたUSDTは2023年3月27日現在、130円台まで価格が下がっています。
2023年のドル円市場はこのまま横ばいか、上昇すると予想が出ているよ。
2023年4月:月初から下落を続けて130円台まで落ち込むが月末にかけて136円台まで回復
2023年4月に入ってから以降、下落が続いていました。133円台から130円台まで落ち込む時期もありましたが、再度価格が戻り134円台にて推移を続けています。
4月下旬になると136円台まで回復し、落ち着きを見せました。
価格の上げ下げが目立ったけど、最終的には価格が上昇して一時的に利益を出せた方も多かったよね。
2023年5月:ドル円レートの上昇とともに価格が上げ140円台に到達
2023年5月に入ると、一時期134円台まで落ち込む瞬間がありました。その後、半月は134円〜136円台を推移していましたが、ドル円レートの上昇とともに価格が上がっています。
5月下旬になるとUSDTの価格は140円台に上昇したことで、多くの投資家から注目が集まりました。
円安・円高に関係あるUSDTだから、今後の動向はしっかりとチェックしておかないとね。
2023年10月:7月半ばに一度沈むも堅調に伸び続けて150円を突破する
6月から徐々に上昇トレンドに乗ってきたUSDTでしたが、7月の半ばに一度沈み、8月目前まで回復できずに推移していました。
しかし、その後は数か月にわたって上昇トレンドが続き、11月には150円を突破するほどに伸びています。
仮想通貨は市場全体として冷え込んでいるコインが多い中で、リアルな通貨に紐づくステーブルコインのUSDTは安定した伸びを見せています。
円建てで見ると伸びているように見えるけど、この原因は円安で、ドル建てだと安定していますよ
USDT(テザー)の将来性は?話題の仮想通貨の価格動向や今後の上げ幅を考察
USDTはステーブルコインなので大きな利益は獲得しにくい通貨ですが、将来性は明るく、保有する価値があると言えます。
将来性が明るいとされている要因は下記の7つです。
- スマートコントラクトの実装により信頼性・透明性が担保される
- muluti signature(マルチシグ)によるセキュリティ対策の強化が予定されている
- スイスの都市ルガーノがUSDT(テザー)を法定通貨に制定
- 2022年4月にUSDT(テザー)がKusamaネットワークでのローンチを発表
- USDT発行元のテザー社がコマーシャルペーパーを2022年末に完全排除
- 2023年5月:アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中央市場でUSDTによる決済が可能になった
- 2023年6月:USDTの時価総額が832億3,000万ドル(約11.56兆円)の過去最高額に到達
1つずつ解説していきます。
スマートコントラクトの実装により信頼性・透明性が担保される
USDTには今後スマートコントラクトの実装が発表されています。
スマートコントラクトは取引内容が改ざんできなくなるプログラムで、実装されると不正取引ができなくなり、中央集権化しているTether Limited社が取引を仲介する必要もなくなるでしょう。
中央集権化がなくなれば取引がより安い手数料で行える可能性があり、Tether Limited社によるミスも起こりづらくなります。
USDTを保有するユーザーにとってメリットが多いアップグレードだよ。
muluti signature(マルチシグ)によるセキュリティ対策の強化が予定されている
multi Signatureは仮想通貨を取引する際に必要なパスワードを複数作成して、複数のコンピュータに署名を分散させることでセキュリティを高める方式です。
Tetherのホワイトペーパーにはmulti Signatureを利用すると記載されており、実装されれば不正アクセスのリスクを下げられ、仮に資産を盗まれた場合でも取り返せる可能性もある機能です。
しかし、multi Signatureに対応する取引所は現状少なく、取引所間の移動を困難にさせてしまう懸念もあります。
スイスの都市ルガーノがUSDT(テザー)を法定通貨に制定
スイスの都市ルガーノでは、USDTを法定通貨として制定しました。
USDTの開発元であるTether Operations Limited社とルガーノ市は、市にブロックチェーンを導入してヨーロッパの主要拠点にしようと考えています。
すでにマクドナルドなどのチェーン店でも決済が可能です。
2022年4月にUSDT(テザー)がKusamaネットワークでのローンチを発表
2022年4月には、USDTがKusamaネットワークでローンチすると発表しました。
KusamaネットワークはPolkadotと同じく、異なるブロックチェーン同士をつなぐネットワークです。
KusamaのエコシステムにUSDTが加わることで、デベロッパーはブロックチェーン・コミュニティ・ネットワークにまたがるアプリケーションを構成しやすくなります。
Kusamaネットワークにローンチして開発しやすくなるなら、技術者にも嬉しいね!
USDT発行元のテザー社がコマーシャルペーパーを2022年末に完全排除
USDTの開発元であるテザー社は、2022年末に自社のコマーシャル・ペーパーを完全に排除したと公表しました。
コマーシャルペーパーとは
企業が発行する約束手形であり、短期の資金調達手段として利用されます。返済期間は1年未満と定められているのが特徴です。
USDTの準備資産はその大半がコマーシャルペーパーであり、不透明性が懸念されていました。
しかし、コマーシャルペーパーを完全排除したという発表により、USDTの信頼性が高まったと言えます。
テザー社は今回の発表をステーブルコイン業界の透明性向上に向けた取り組みとしているよ。
2023年5月:アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中央市場でUSDTによる決済が可能になった
2023年5月、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中央市場にてUSDTによる決済が可能になりました。
仮想通貨決済サービスを提供する企業「KriptonMarket」とのパートナーシップにより実現しました。USDTの決済が可能となったことにより、利用する人の増加が見込めます。
今後、決済サービスを利用する街やお店が増えていくほど、価格上昇が期待できるでしょう。
2023年6月:USDTの時価総額が832億3,000万ドル(約11.56兆円)の過去最高額に到達
2023年6月に入ると、USDTの時価総額が最高額の832億3,000万ドルまで増加しました。過去6ヶ月で供給が拡大したこともあり、市場評価が27%超も上昇しています。
増加の要因は以下の通りです。
- アメリカでの銀行破綻
- USDCやBUSDに対する規制当局の取り締まり
好調なUSDTに比べて、トップステーブルコインのUSDCやBUSD、DAIなどは供給量が大幅に減少している状態です。
他のステーブルコインと傾向が違う点について、疑問視を持つ人も増えてきていますね。
評価が高くなり、他のステーブルコインからUSDTに移行する人も増えているため、将来性は高いと言えるでしょう。
USDT(USDTether/テザー)の価値を裏付ける米ドルを発行元のTether Limitedが保有していないことが問題視されている
USDTを発行するTether Limited社は以前から担保にする米ドルを保有していないのではないかと、NY司法当局などから問題視されています。
2021年には保有株式のわずかしか現金を保有しておらず、残りは無担保の短期債務でした。
それからTether Limited社には監査が2年ほど入り、「常にUSDTが1:1で担保されているのは虚偽だった」とされ、1850万ドルの支払いを受けて解決しています。
また、Tether Limited社がUSDTを発行するタイミングでビットコインの価格が上昇しているデータがあり、市場操作をしているのではないかとの疑惑も持たれています。
仮想通貨市場はUSDTをメインに取引されているので、USDTの価値が無価値であれば暴落し、仮想通貨市場全体に影響を及ぼすでしょう。
USDT(テザー)に危険性はある?投資する際の注意点・デメリット
USDTの危険性についても事前に確認しておきましょう。
- 不正や破綻によるカウンターパーティー・リスクが高い
- 短期で大きな利益を狙う投資対象としては不適
- 大手海外取引所での取り扱いがなくなり売買しにくくなる可能性がある
それぞれのリスクについて、詳しく確認していきます。
不正や破綻によるカウンターパーティー・リスクが高い
USDTはTether Limited社が発行しており、いわゆる中央集権的な管理がされています。そのため、Tether Limited社が何か不正をした際、USDTに及ぼす影響は大きいとです。
実際、Tether Limited社は何度かUSDTに対して疑惑を持たれ、提訴された事例もありました。
もしも不正や破綻が発覚した場合、USDTの価値は暴落する恐れが極めて高くいです。このようなリスクをカウンターパーティ・リスクと呼びます。
1USDTあたり1ドルで固定していても、信頼をなくせば暴落するんだね。
短期で大きな利益を狙う投資対象としては不適
USDTはステーブルコインのため、価格が変動しにくいです。
リスク要因が少ないため、価格が暴落して損をする心配はほとんどありませんが、値動き自体少ないため、大きく稼ぐこともできません。
USDTは良い意味でも悪い意味でも安定しているんだね。
大手海外取引所での取り扱いがなくなり売買しにくくなる可能性がある
今後、USDTは海外取引所での取り扱いがなくなり、売買しにくくなる可能性があります。実際に、世界最大規模の取引所でもあるBinanceでは、USDT通貨ペアが削除される予定でした。
結果として削除されないことが2023年6月8日に発表されましたが、今後取り扱いができなくなる可能性は十分にあるため注意が必要です。もし大手取引所を中心に取引の廃止が進むと、取引量の低下によって通貨としての不信感が高まる可能性は十分にあります。
売り圧の上昇によって価格の大幅な下落、取引の難化が予想されるから、動向は常にチェックしておくべきだね。
USDT(USDTether/テザー)に関してよくある質問
USDTに関してよくある質問をまとめました。
- Q.「USDT(テザー)とUSDCの違いは?」
- Q.「現在の1USDT(テザー)は日本円でいくら?」
- Q.「USDT(テザー)が買える国内取引所は?ビットフライヤーでは?」
- Q.「日本円に換金せずに、USDT(テザー)に換金しても税金はかかるの?」
- Q.「日本円を直接USDT(USDTether/テザー)に変換できないの?」
1つずつ解説していきます。
Q.「USDT(テザー)とUSDCの違いは?」
USDTとUSDCはどちらもステーブルコインです。通貨としての価値を安定させるために、米ドルの価格と連動しています。
USDTは多くの海外取引所で上場されている仮想通貨です。取引できるペアの種類が多く、流動性が高い銘柄と言えます。
対して、USDCの特徴は運営会社のCircle社がニューヨーク州から定期的な監査を受けている点です。これによって、通貨の信頼性が保証されています。
流動性はUSDT、信頼性はUSDCが優れているよ。
Q.「2023年11月現在の1USDT(テザー)は日本円でいくら?」
2023年11月29日現在、1USDT(テザー)の価格は日本円で約148円です。テザーは米ドルのステーブルコインなので、日本円と米ドルの為替レートとほとんど変わりません。
テザーの売買で利益を出したいなら、円安時にテザーを売って円高時に買い戻せば良いです。
安く買って高く売るなら、他の投資と変わらなくてシンプルだね!
Q.「USDT(テザー)が買える国内取引所は?ビットフライヤーでは?」
2023年11月29日時点では、テザーが買える国内取引所はありません。
また、「ビットフライヤーで購入できないのか?」という声もありますが、現時点では未上場です。テザーが国内取引所に上場されるには、安全性が担保される必要があります。
GMOコインで口座を開設したうえでビットコインを購入し、海外取引所に送金してようやくテザーを買えます。
BinanceやKucoinなど、USDTを取り扱っている取引所で購入しましょう。
テザーの安全性が担保されたら、今後日本国内にも上場してテザーが買えるようになるかもしれないね。
Q.「日本円に換金せずに、USDT(テザー)に換金しても税金はかかるの?」
USDTの購入にはビットコインでUSDTを購入する手順を踏みますが、日本円に換金しなくても税金がかかります。
日本の仮想通貨税制は仮想通貨同士の交換によって利益が生じた際も課税対象になっているため、ビットコインからUSDTに変換したときに利益が出た状態なら税金がかかります。
国税庁のHPでも詳しく解説されています:仮想通貨の税務上の取扱い|国税庁
Q.「日本円を直接USDT(USDTether/テザー)に変換できないの?」
日本円は直接USDTに変換できません。なぜなら、USDTは国内取引所では取り扱っておらず、日本円の入金ができない海外取引所でのみ取り扱っているからです。
しかし、BybitではクレジットカードでUSDTの購入ができるほか、今後日本円の対応が予定されています。
したがって、将来的には日本円を直接USDTに変換できるようになるでしょう。
USDT(USDTether/テザー)の買い方や将来性まとめ
USDTはステーブルコインの中でも時価総額がトップであり、多くの仮想通貨市場に広く流出している仮想通貨です。
疑惑はあるものの現在は担保の8割が米ドルですが、中身を見ると不安視される内容でもあります。ただ、ペッグはあまり外れていない状況が続いています。
購入するには海外取引所の利用が必要で、まずは国内取引所で口座開設をする必要があります。
口座開設は初心者の方でも使いやすいGMOコインがおすすめなので、口座開設しておきましょう。
(監修者)内山貴博
保有資格
ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士、CFP®︎)、MBA(九州大学院経済学府 経営修士課程終了)、九州共立大学経済学部非常勤講師
プロフィール
証券会社に勤務後、2006年に独立。FP相談業務を中心に、セミナー、金融機関研修、FPや証券外務員の資格対策講座を担当。また、中小企業の経営者向けに経営と家計を融合したコンサルティングや、日本の生活やお金のことに疑問を抱える外国人向けのFP相談業務を開始。主な著書:「駆け出しFPの事件簿」「お金の使い方テク」。