仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の買い方・将来性は?|匿名性の仕組みやマイニングについても解説

仮想通貨のMoneroって将来性のある通貨なのかな?特徴やどんな時に価格が上昇するのか教えてほしい。

仮想通貨Moneroはプライバシー保護に長けていて、匿名性の高いリップルのような送金通貨とも言えるよ!

仮想通貨Moneroは送金速度が速く、匿名性が高い特徴を持ちますが、時価総額トップ5に入るETHのように大きな価格上昇はあまり見られていません。

本記事ではMoneroの特徴やプライバシー強化技術などを解説し、これまでの価格推移を基に将来性のある仮想通貨なのか解説します。

本記事を読み終える頃にはMoneroの特徴や将来性がすべて理解でき、投資するべきかの判断がつくようになるでしょう。

仮想通貨を始めるなら、まずは口座開設
  • 仮想通貨を始めるならまずコレ
  • アプリダウンロード数No.1
  • 国内No.1の仮想通貨アプリ

\ 国内No.1の仮想通貨アプリ/

目次

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)とは?特徴や仕組みを解説

仮想通貨Monero
通貨名Monero
シンボルXMR
注目度
取扱取引所BinanceやBybitなど
時価総額384,255,605,989
公式HPMonero公式サイト

仮想通貨Moneroは匿名性に優れた送金ができるプロジェクトです。Moneroの特徴や仕組みは以下の通りです。

  • 仮想通貨Monero(モネロ/XMR)は匿名性・プライバシー保護に重点を置いた暗号通貨
  • 仮想通貨Monero(モネロ/XMR)は送金速度が速い
  • 仮想通貨Monero(モネロ/XMR)はマイニングが簡単にできる

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)は匿名性・プライバシー保護に重点を置いた暗号通貨

ブロックチェーンでの取引は世界中の誰でも監視できる仕組みになっており、取引アドレスがわかると個人情報まで特定されてしまう可能性があります。

しかしMoneroは匿名性・プライバシー保護に重点を置いているためそのような問題を解決できます。Moneroは送金をした際に個人のアドレスをすべて公開するわけではなく、第三者は「誰が誰に送金したか」という情報を閲覧できません。

匿名性が高いため以前は非合法的なお金に関わっていると批判を受けていたけど、現在は時価総額30位以内に入るほど大規模な仮想通貨になっているよ。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)は送金速度が速い

Moneroは匿名性を維持しながらも送金速度の速さにも定評を集めており、他の仮想通貨と比べると以下のようになります。

仮想通貨の送金の中で主流に扱われているリップルと比べるとまだまだ課題が残りますが、ビットコインの5倍速い送金速度を持ちます。

Moneroはリップルと同様に今すぐ入金したい時に活用でき、リップルにはない匿名性が保たれるため安全に送金できます。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)はマイニングが簡単にできる

MoneroはCPUをメインチップとしているPCと相性が良いためマイニングが誰でも簡単に行えます。

ただ、Moneroは家庭用PCで稼げる可能性が低く、赤字になるでしょう。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の主なプライバシー強化技術とは

仮想通貨Moneroはプライバシー保護を強化するために、以下の技術を取り入れています。

  • リング署名
  • ステルスアドレス
プライバシー保護や匿名性に重点を置いている仮想通貨は他にもVergeがあり、特徴は以下の記事で解説しています。
あわせて読みたい
仮想通貨Verge(XVG/バージ)の買い方・購入方法は?取引履歴が非公開にできるプライバシーコインついても... 仮想通貨Vergeにはどんな特徴があるのかな? Vergeは、取引履歴の公開・非公開が選択できるプライバシーコインだよ! Vergeには優秀なコミュニティが存在し、ユーザーの...

リング署名

リング署名とは「複数の秘密鍵で署名すること」を指し、秘密鍵が複数あるとプライバシーに以下のメリットをもたらします。

  • 秘密鍵が1つ:送金者を特定できる
  • 秘密鍵が2つ:送金者を特定できない

秘密鍵が1つのみだと秘密鍵に対応している公開鍵も1つになるため、受け取り者は誰が送金したのか辿って送金できてしまいます。

しかし秘密鍵が複数あると公開鍵も複数あるため誰から誰に送ったのかわからず、匿名性が保たれています。

通常の仮想通貨は取引されるとすぐトランザクションとアドレスが関連付けられてブロックチェーンへ書き込まれますが、Moneroは関連性が低いためわかりにくくなっています。

ステルスアドレス

ステルスアドレスとはMonero固有のプライバシーの重要な部分です。Moneroには「送金用」と「閲覧用」の2つの送金アドレスがあり、送金をする際は送金用アドレスのワンタイムアドレスを作成します。

ワンタイムアドレスは1度使用して終了の使い捨てアドレスで、ブロックチェーンに書き込まれてもそれ以降は使用しないためプライバシーが保護されます。

閲覧用のアドレスはアドレスの所有者本人にしかわからないため個人情報やウォレット内の資産を安全に管理できるよ。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の購入方法・買い方を解説

仮想通貨Moneroの購入方法は以下の3ステップで行えます。

  • 1.Coincheckで無料口座開設をする
  • 2.Coincheckでビットコインを購入する
  • 3.海外の仮想通貨取引所でMonero(モネロ/XMR)を購入する

1.Coincheckで無料口座開設をする

コインチェック

Moneroは海外取引所でしか取り扱っていないため、まずは海外取引所に仮想通貨を送金するため国内取引所のCoincheckで口座開設します。

メールアドレスと本人確認書類さえあれば、簡単に口座開設ができます。写真を送るだけで本人確認も完了するため、運転免許証またはマイナンバーカードを用意して手続きを進めていきましょう。

2.Coincheckでビットコインを購入する

Coincheck(コインチェック)の口座開設が完了したら、Moneroの購入に必要なビットコイン(BTC)を購入しましょう。

ビットコインを購入するには、日本円の入金が必要です。日本円は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金のいずれかで入金できますが、送金には銀行振込が送金制限がなくおすすめです。

3.海外の仮想通貨取引所でMonero(モネロ/XMR)を購入する

Moneroの購入は海外取引所のBinanceがおすすめです。Binanceで口座開設をしたら、Coincheckからビットコインを送金してBinanceでMoneroを購入しましょう。

Binance入金アドレス

まず、Binanceの入金ページに移動してビットコインの入金アドレスを取得します。

CoincheckからBinanceに送金

Coincheckに戻り、「暗号資産の送金」をクリックして送金画面に進みます。送金したい分のビットコインを入力し、宛先はBinanceと入力しておきましょう。

最後に送金ボタンをクリックしてBinanceへの入金は完了です。

あとはBinanceへログインして「マーケット」へ進み、Moneroを購入しましょう。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の2022年現在のチャートと価格変動

仮想通貨Moneroの2022年現在までの価格はどのように変動しているのでしょうか?将来性を見極めるためにも、過去のチャートの動きを把握しておきましょう。

2021年5月:主要仮想通貨の価格上昇により3年ぶりに5万円台を記録

2021年5月:主要仮想通貨の価格上昇により3年ぶりに5万円台を記録

2021年5月、Moneroは3年ぶりに54,000円付近まで価格上昇しました。

要因は米Tesla社がBTC決済を導入したことによりBTCの価格が急騰し、Moneroを含めその他主要通貨も価格上昇の恩恵を受けたからです。

しかし、翌日にはTesla社がBTC決済を停止すると発表し、ビットコインを始めとする価格上昇していた通貨は値を戻す勢いで下落しました。

Moneroも5月9日頃までは5万円台を維持していましたが5月20日頃には半値以下の2万円付近まで下落してしまいました。

2022年4月:ビットコインの回復によりMonero(モネロ/XMR)は8%上昇

2022年4月:ビットコインの回復によりMonero(モネロ/XMR)は8%上昇

2022年4月は、アメリカの経済状況悪化などによりビットコインが暴落し、その他アルトコインも下落に巻き込まれていました。

しかし、4月頃に相場が少し回復したことでビットコイン価格が上昇し、主要アルトコインもその恩恵を受けました。

中でもMoneroは8%の価格上昇と、2%しか上昇していないビットコインよりも幅が大きく、ビットコインより価格変動の幅がかなり大きいと把握しておきましょう。

参考:Yahoo!ニュース

2022年7月~10月:2万円台付近で低迷中

2022年7月~10月:2万円台付近で低迷中

2022年7月以降はアメリカの中央銀行に当たるFRBが3会合連続の利上げを行った影響でアメリカ経済が景気後退へ進んでおり、株式相場や仮想通貨相場など、リスク資産は全面安に陥っています。

ビットコインが下落するとその他アルトコインも下落する可能性が高く、Moneroも2022年4月時点では35,000円代を推移していたものの10月には21,000円代まで下落して低迷しています。

利上げは2022年内は行われていく予定だから、短期的な価格上昇は厳しいかもしれないね。

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の将来性は?話題の仮想通貨の価格動向や今後の上げ幅を考察

仮想通貨Moneroはブロックチェーンの特徴である取引の透明性をあえて匿名にするプロジェクトですが、将来性はあると思いますか?

Moneroの将来性や、今後の価格の上げ幅はあるのか、解説します。

時価総額が2022年10月時点で28位

仮想通貨Moneroは2022年10月時点で時価総額が28位に位置しており、数千種類ある仮想通貨の中では上位のプロジェクトです。

時価総額の大きさはプロジェクトの将来性の高さと言っても過言ではなく、ほとんどのプロジェクトが将来的になくなると言われている仮想通貨では時価総額30位以内に入っているプロジェクトは期待できます。

仮想通貨のAI予想をしているDigitalCoinPriceによると、Moneroは2025年に560ドルを超えると予想しており、2022年に投資しておけば2倍以上の利益が得られる可能性があります。

犯罪行為に利用されてしまうリスクがある

Moneroは匿名性のある取引ができるため、犯罪行為に利用されてしまうリスクがあります。

実際、Moneroは大麻の売買に使われた通貨であり、Moneroの匿名性を活用して取引を隠そうとしたと見られています。

参考:朝日新聞デジタル

犯罪に使用される事例が増えると世界各国で規制される可能性があり、プロジェクトの将来性を拒んだり短期的に価格が下落したりする可能性が高まるでしょう。

ただ、規制がされれば犯罪者から利用されにくくなり、長期的には健全に利用されるようになるね!

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)に関してよくある質問

仮想通貨Moneroに関してよくある質問をまとめました。

  • Monero(モネロ/XMR)と他の仮想通貨はどう違うのですか?
  • Monero(モネロ/XMR)のマイニングの収益はどのくらいですか?

Monero(モネロ/XMR)と他の仮想通貨はどう違うのですか?

Moneroはプライバシー保護をするためにリンク署名・ステルスアドレスという2つの機能を備えていますが、これはMonero専用の機能のため他の仮想通貨より高い匿名性があります。

ビットコインとMoneroにも明確な違いがあり、以下の通りです。

  • ビットコイン:取引履歴が誰でも閲覧できる
  • モネロ:取引履歴が本人以外わからない

ビットコインは取引の透明性が高くオープンな取引をしなければいけませんが、Moneroは情報を隠せるため安全性の高い取引ができます。

Monero(モネロ/XMR)のマイニングの収益はどのくらいですか?

Moneroはマイニングできますが、2022年10月時点ではマイニングの利益が以下のようになっています。

  • 1週間あたりの利益:6ドル
  • 1ヵ月あたりの利益:-29ドル
  • 1年あたりの利益:-357ドル

現在はマイニングを行えば行うほど損失を発生させてしまう時期になっており、タイミングとしては適していません。

マイニング収益が低下している原因はMoneroのアルゴリズムが変更され、対応しているマイナーが減少したからです。

収益も低下しているため新規マイナーが参入する可能性も低く、2022年10月時点ではマイニングに適していないと言えるでしょう。

参考:cryptocompare

仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の買い方・将来性まとめ

仮想通貨Moneroは高い匿名性とプライバシー保護を重視しているプロジェクトであり、第三者は「誰が誰に送金したか」という情報を閲覧できません。

その上、送金速度が速いため今後は匿名で送金したいときに使われる可能性が高いですが、匿名での送金はあまり使用用途がないように感じられます。

また、過去に犯罪に使用された事例もありますが、今後は適切な規制が行われることで健全な仮想通貨となっていくでしょう。

※仮想通貨の呼称は暗号資産に統一されました。

専門家・鮫島 久彦

記事にも書いてあります通り、モネロは非常に匿名性が高く、匿名性が高いという事はモネロを使った代金の支払いや資金移動について高いプライバシーが確保されており、誰が支払ったのか、誰に支払ったのかといった情報が洩れづらく、セキュリティの面でも評価することができます。犯罪目的での利用などの問題と表裏一体であるものの、時価総額も暗号資産の中で上位につけていることから、今後も利用者が増加していくことが期待できます。

しかしランサムウェア被害においても身代金の支払いをモネロで求めるハッカーが存在するなど犯罪者にも有利に働くことから規制が強まる可能性は否めません。実際に日本ではモネロのような匿名通貨が国内取引所で取り扱いがされていないのは匿名性が大きな焦点になっています。モネロはその秘匿性の高さゆえに「犯罪者の利用する暗号資産」とのイメージがあり、あまり良いイメージを持たれていない現実があります。

こういったデメリットも充分加味しながら、コアとしてではなくサテライトの一部として運用を行う事をおすすめします。

(監修者)鮫島久彦

https://crypto-on.co.jp/supervision/samejima-hisahiko/

保有資格
ファイナンシャルアドバイザー

プロフィール
個人むけの保険や金融商品、不動産、年金、資産運用の相談・金融知識を含む記事の監修・保険の見直し相談・家計に関する相談やアドバイス・税制についての相談・補助金支援金についての相談・起業等の相談。1000件以上の相談実績。40代に好評。家庭の家計相談から個人事業主の経理・経営相談までお金に関することなら何でもワンストップで対応可能。

あわせて読みたい
仮想通貨Chia(チア/XCH)の将来性や購入方法を紹介|Chia独自のマイニングの仕組みを解説 仮想通貨のChiaに投資するか迷ってるんだけど、今後の将来性は明るいのかな? Chiaはマイニングに関する仮想通貨で、将来性があるのか解説するよ。 Chiaは仮想通貨のマ...
あわせて読みたい
Kadena(KDA)とは?マイニング時の電力消費量を抑えられる仮想通貨の買い方や将来性を解説 Kadenaという仮想通貨が熱いと聞いたよ! 電力消費量の削減に成功した、将来性のあるプロジェクトだよ。 Kadena(カデナ/KDA)は環境問題をクリアしつつ、高速処理を実...
あわせて読みたい
ファイルコイン(FIL/Filecoin)の買い方や将来性は?【2023年最新】Web3.0で再注目!マイニング可能な将... ファイルコイン(Filecoin)って、リリースされてからわずか半年くらいで時価総額ランキングTOP10に入ったことがあるみたいなんだけど、どんな仮想通貨なの? ファイルコ...
あわせて読みたい
【2023年最新】チリーズ(Chiliz/CHZ)の買い方|コインチェックで買える?1,000円までは上がる可能性があ... 最近はスポーツクラブと連携できて、スポーツ界を賑わせている仮想通貨があるみたいだね! 日本でも2022年10月に上場したチリーズ(Chiliz/CHZ)のことだね! チリーズは...
あわせて読みたい
仮想通貨FTTのユーティリティで獲得できる報酬とは?獲得方法や注意点を紹介 FTTとは、仮想通貨取引所FTXが出す独自トークンです。FTX JapanにおいてFTTをロック(ステーク)すれば、ユーティリティ報酬を獲得できます。 この記事では、FTTのユー...
あわせて読みたい
【2024年最新】カルダノ・エイダコイン(ADA)の購入方法・買い方は?2025年末にはいくらまで上がる?省エ... 長期保有に向いた仮想通貨ってないのかなぁ? カルダノ・エイダコインっていう仮想通貨が今注目されてるらしいよ! カルダノ・エイダコインは2021年に入ってから時価総...

当サイトで提供する商品の情報にあたっては、十分な注意を払って提供しておりますが、情報の正確性その他一切の事項についてを保証をするものではありません。 お申込みにあたっては、提携事業者のサイトや、利用規約をご確認の上、ご自身でご判断ください。 当社では各商品のサービス内容及びキャンペーン等に関するご質問にはお答えできかねます。提携事業者に直接お問い合わせください。 本ページのいかなる情報により生じた損失に対しても当社は責任を負いません。また『お金の知恵袋』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。海外サービスは日本居住者を対象としておらず『お金の知恵袋』は利用を推奨しておりません。

※当サイトにおける「仮想通貨」の名称は「暗号資産」のことを指します。NFTゲームは暗号資産を用いるゲームのことを指します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次