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仮想通貨投資の元本割れとは?マイナスで大損にならないようにできることを解説
仮想通貨の元本割れってなに?大損するリスクもあるの?
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak
そもそも仮想通貨投資の元本割れ(がんぽんわれ)って何?
仮想通貨投資で起こる元本割れとは、元手の資金以上にマイナスが発生してしまうことを指します。
具体的に、10万円の資金で10万円分のビットコインを購入したとしましょう。
しかし、ビットコインの価値が下がり10万円の価値だったビットコインが、5万円になってしまいました。この時点で5万円分のマイナスが発生しており、これが仮想通貨投資における元本割れです。
また、証拠金を口座に預け入れ、それを担保にすることで証拠金の何倍もの金額を取引するというレバレッジ取引の場合、上昇時には大きなリターンを望めますが、暴落すると元本以上のマイナスが発生します。
仮想通貨投資で元本割れや大損してしまう例
具体的に仮想通貨投資で元本割れや大損をする例としては、以下の3つが挙げられます。
- 投入資金よりも損の方が大きくなってしまった
- FX取引でレバレッジをかけすぎてしまった
- 取引所がハッキングされてしまい資金が消えてしまった
投入資金よりも損の方が大きくなってしまった
投入資金よりも損の方が大きくなってしまうのは、仮想通貨投資の元本割れをする大きな理由です。
元手100万円でビットコインを100万円分買ったぞ!
ビットコインが暴落して半分の価値になったみたいよ。
ええっ!それじゃあ、50万円分損しちゃった……。
元手の資金100万円→50万円になっており、元本割れを起こしています。特に値動きの激しい仮想通貨投資では、純粋に利益がマイナスになることも多いので、注意してください。
FX取引でレバレッジをかけすぎてしまった
レバレッジの掛けすぎによる元本割れです。
レバレッジ取引とは証拠金を担保に資金の何十倍もの取引きを行える仕組みのことです。大きなリターンが得られる反面、損失が出ると元本割れはおろか、借金を背負う場合もあります。
元手10万円をレバレッジ100倍にして、1,000万円分のビットコインを買ったぞ!
ビットコインが暴落して半分の価値になったみたいよ。
1,000万円分のビットコインが500万円まで価値が下がっているので、500(マイナス分)-10(元本)=490となり、490万円の負債が発生しています。
このように、レバレッジ取引には大きなリスクがあることも理解しておかなくてはいけません。
取引所がハッキングされてしまい資金が消えてしまった
最後に、取引所のハッキングにより資金が消えてしまうケースです。
例を挙げると、2019年に大手取引所の「Coincheck」がハッキング攻撃を受け、CoincheckにあるNEMのほぼ全てが強奪に遭い、580億円相当の損失が出ました。このような事件は世界中の取引所で起こっており、自分の仮想通貨が盗難に遭うともちろん元本も失ってしまいます。
【初心者必見】仮想通貨投資で元本割れが起きないようにできること3つ
仮想通貨投資で元本割れを防ぐ方法はないの?
結論、100%元本割れを防ぐことは不可能です。しかし、以下の3つを実践すれば、初心者でも元本割れを予防できます。
- 現物取引をする
- ゼロカットを取り入れている取引所で取引をする
- そもそも取引は余剰資金で行う【元手10万がおすすめ!】
現物取引をする
初心者が仮想通貨投資を行う場合、先物取引やレバレッジを掛けない現物取引を行いましょう。なぜなら、現物取引では資金がゼロになっても負債を抱えることはないですし、ガチホしておけばプラスに転じることもあるからです。
そもそも現物取引とは、その時々の市場の時価で計算した売買代金を受け渡すことを指します。
現物取引は株式投資の世界でも比較的安全なものとして知られているので、仮想通貨投資初心者も現物取引がおすすめです。
ゼロカットを取り入れている取引所で取引をする
レバレッジを掛けて取引をしている人におすすめなのが、ゼロカットを取り入れている取引所で取引をすることです。
そもそもゼロカットとは、損切りが間に合わず口座残高以上のマイナスが発生した場合に、その損失分を業者が負担して口座残高をゼロにしてくれる仕組みです。
したがって、ゼロカットを取り入れている取引所を使えば、どれだけマイナスが発生しても負債を背負わずに済みます。
元手10万円レバレッジ100倍で購入したビットコインが大暴落しちゃった!
普通なら借金が発生してたけど、ゼロカットのある取引所だから元手の10万円マイナスだけで済んだぞ!
そもそも取引は余剰資金で行う【元手10万がおすすめ!】
仮想通貨投資において何より大切なのが、「取引は余剰資金で行う」ことです。
余剰資金とは、最悪の場合なくなっても良いお金を指します。仮想通貨投資はどれだけ気をつけても元本割れのリスクがあるので、余剰資金を投資に当てることが重要です。
- 最悪なくなっても大丈夫なので、生活に支障がでない
- 借金をするリスクがない
また、仮想通貨で一発逆転を夢見て生活費や借金をしてまで投資をするのは非常に危険です。仮想通貨投資は、必ず余剰資金で行うようにしてください。
仮想通貨投資の元本割れに関するよくある質問
ここからは、仮想通貨投資の元本割れに関するよくある質問にお答えします。
- 仮想通貨投資で元本割れした場合の税金は?
- 仮想通貨投資でマイナスになったらどうすれば良い?
仮想通貨投資で元本割れした場合の税金は?
仮想通貨投資で元本割れした場合、利益が出ていないので課税はされません。しかし、元本割れしている場合でも確定申告をしたほうが得をすることもあります。
仮想通貨投資でマイナスになったらどうすれば良い?
仮想通貨投資でマイナスになった場合、「損切り」か「ガチホ」の2種類から選択できます。損切りは損失が確定するものの、それ以上マイナスにならないメリットがあります。
また、ガチホの場合はそれ以上のマイナスになるリスクもありますが、価値が回復しプラスに転じることもあるでしょう。それぞれ状況に応じた判断が必要です。
仮想通貨投資の元本割れまとめ
今回は、仮想通貨投資の元本割れについて解説しました。
- 元本割れとは、仮想通貨の価値が下がり元手の資金以上にマイナスが発生してしまうこと
- 値動きの激しい仮想通貨投資では、元本割れは珍しいことではない
- 元本割れを防ぐには、余剰資金を使いながら現物取引がおすすめ
仮想通貨投資を行っている以上、元本割れのリスクは常に付き纏います。また、元本割れを起こしたとしても売却しない限り損失は確定しません。
もし元本割れの状態になった際には、最低でも元の値段に回復するまで保有しておく気持ちが大切です。仮想通貨投資においては長期保有を視野に入れておくことも忘れないようにしましょう。
元本割れは、対策すればある程度予防でき、損失を抑えることも可能です。元本割れのリスクを極力減らし、利益獲得を目指しましょう!
(監修者)新井智美
保有資格
CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員
プロフィール
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、現在は年間300本以上の執筆・監修をこなし、これまでの執筆・監修実績は2,500本を超える。
専門・得意分野
家計・ライフプランニング, 住宅ローン・不動産, 老後資金, 教育資金, 結婚, 出産・子育て, セカンドライフ, 株式, 投資信託, NISA・iDeCo, 不動産投資, ふるさと納税