- 本サイトにはプロモーション広告が含まれています。本記事は、専門的な知識を持つ編集者が、金融庁、消費者庁、日本暗号資産取引業協会などの信頼できる情報源をもとに、正確で信頼性のある内容を提供することを目的に制作しています。
FXの失敗は人生終了?初心者によくあるFXの失敗7選と利益を出すための心得ておきたいこと
FXについて正しい知識を身に付ければ、失敗する可能性を減らせるよ。
FXは一度も損失を出さずに取引を行うのは不可能な投資方法です。どんな敏腕トレーダーでも損失を出した経験はあります。つまり「FXで損失を出す=失敗」ではないのです。
ではFXで失敗するとはどのような状況なのでしょうか。
そこで、当記事ではFXにおける失敗の定義を解説します。またFXで失敗するパターンも紹介します。これからFXを始める方はぜひ確認しておきましょう。FXで失敗しにくくなります。
- FXは損失=失敗ではない
- 失敗するパターンを理解し、しっかりと対策すれば失敗するリスクを抑えられる
- 失敗のリスクを抑えたいなら自動売買ツールの利用もおすすめ
FXにおける失敗の定義
まずはFXにおける失敗の定義を確認しましょう。
FXは必ず損失の出る投資方法ですが、損失=失敗ではありません。損失が出てしまっても、利益が損失を上回った状態を保てれば投資成功と言えます。
FXで失敗した状況は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 手元の資金が尽きてしまう
- レバレッジ取引の強制決済(ロスカット)で退場
- リスクを取らないので利益も損失も少ない
それぞれ順番にみていきましょう。
手元の資金が尽きてしまう
FXで使ってもいい資金が尽きてしまい、取引を続けられなくなったらFXに失敗したと言えます。
初心者のうちは損失を抑えて、利益が少しでも上回るように取引をして、手元の資金がなくならないように心掛けましょう。
レバレッジ取引の強制決済(ロスカット)で退場
FXには、取引に必要なお金に対する手元の資金比率(証拠金維持率)が一定以下になった時、損失が大きくならないための対応として強制ロスカットが設けられています。
知らないうちに損失が大きくなるのを防げる一方、強制ロスカットによって出た損失分は必ず支払う必要があります。
高いレバレッジ率で取引をする場合、小さな価格変動でも大きな損失が出やすいため、強制ロスカットになる可能性が高いです。レバレッジ取引と強制ロスカットの関係性を正しく把握していないと、自分の意思とは関係なく一瞬で大きな損失が出てしまうので注意しましょう。
リスクを取らないので利益も損失も少ない
大きな損失を恐れて投資信託と同じ利回りを目指すなら、わざわざFXを行う意味がありません。FXを選び利益も損失も少ない取引を続けるのは、失敗をしていなければ成功もしていないと言えるでしょう。
ローリターンでもいいからローリスクな投資を希望するなら、FX以外の投資方法を選ぶのがおすすめです。
FXで失敗する人がよくやるパターン
初心者がFXで失敗するパターンは、大きく分けて以下の7つが挙げられます。
原因と対策方法を紹介するので、これからFXを始める方はぜひ参考にしてみてください。FXで失敗しにくくなるでしょう。
- 投資理論や世界情勢を把握せずに取引する
- 取引ルールを定めていない
- ハイレバレッジで取引をする
- 余剰資金以外での取引を行ってしまう
- 常にポジションを持ち、様々な通貨ペアを持つ
- そもそも取引所のルールを把握していない
- 成行注文しかやっていない
それぞれ順番にみていきましょう。
投資理論や世界情勢を把握せずに取引する
FXは投資理論や世界情勢を把握せずに取引を行うと、勘に頼った取引になり損失が出やすくなります。
勘に頼って利益を得られる場合もありますが、安定した利益の獲得は難しいでしょう。損失を抑え利益を安定して得るためには、FXに関する勉強をして根拠に基づいた取引を行いましょう。
ここでは勘に頼った取引をしないために、必ず知っておきたいFX投資ルールを紹介します。
またFXの情報収集に便利なサイトも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
覚えておきたいFX投資ルール①:ダウ理論
ダウ理論とはアメリカの証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が提唱した相場理論です。以下の6つの法則から構成されています。
- 平均はすべての事象を織り込む
- トレンドは3種類ある
- トレンドは3段階からなる
- 平均株価は相互に確認されなければならない
- トレンドは出来高でも確認されなければならない
- トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
ダウ理論を正しく理解すると、FXの相場分析を行うための基本的な考えが身に付きます。FXを始める前に確認しておきましょう。
参考:ダウ理論について
覚えておきたいFX投資ルール②:資金管理
FXにおける資金管理とは、ポジション管理とも呼ばれており、手元の資金に対してどのくらいのポジションを保有するかを管理することです。
資金管理をしっかりと行えば、損失を抑えつつ、利益を安定して獲得できる取引ができます。取引手法と併せて勉強をしておきましょう。
参考:FX資金管理のやり方①リスクリワードレシオ、勝率について
情報収集のために使いたいサイト
FXで安定した利益を得るためには、取引手法だけではなく世界情勢なども把握しておく必要があります。しかし闇雲に勉強しても時間かかるだけで、大した情報は得られません。
そこで効率良くFXに関する情報を手に入れるために、以下のサイトを活用しましょう。
FXに必要な知識・情報が簡潔にまとめられているので、短時間で有益な情報を手に入れられるでしょう。
取引ルールを定めていない
取引ルールを全く決めずに取引を行うと、勘や感情に頼った取引になり損失が出やすくなります。
取引ルールを決めておくと万が一損失が出てしまった時でも、ルールに従って冷静に取引を行えます。初心者は以下の2つだけでも取引ルールを決めておきましょう。
- 損切りルール
- 利確ルール
それぞれ順番になぜ設けた方が良いのか、具体的なルールの内容を紹介します。
最低限決めるルール①:損切りルール
損失が出てしまった時、「損失が〇%になったら必ず損切をする」など損切りルールを決めておくと損失が大きくなりにくいです。
損切りルールを決めていないと「待っていれば価格が上がるかも…」と根拠のない感情に流され、損失がさらに大きくなりやすいです。自分が許容できる最大損失額を考えながら、損切ルールを決めておきましょう。
最低限決めるルール②:利確ルール
利確ルールとは「利益が〇円を超えたら決済し利益を確定する」など、あらかじめ決めておいた利益を確定するタイミングのことです。
利確ルールを決めておくと、利益が小さい段階で決済したり、待ちすぎて利益が減ったりするのを防げます。感情に流されやすい初心者のうちは、決済のタイミングを決めておくと安心して取引が行えるでしょう。
ハイレバレッジで取引をする
初心者のうちから高いレバレッジ率で取引を行うと、大きな損失を出しやすいです。
高いレバレッジ率での取引は少ない資金で大きな利益が狙える一方、小さな価格変動で大きな損失が出る可能性があることも理解しておきましょう。
初心者のうちは、1~3倍の低レバレッジ率で経験を積むのがおすすめです。慣れてきたら、少しずつレバレッジ率を高くしていきましょう。
余剰資金以外での取引を行ってしまう
生活に必要なお金を差し引いた自由に使っていいお金・余剰資金以外も使って取引を行うと、損失が出た時に借金を抱えてしまいます。
取引に使えるお金が増えると、その分余裕を持って取引が行えます。しかし余剰資金以外を使うと「負けたら借金」と感情が入り過ぎた取引をする傾向があり、その分失敗しやすいです。
冷静に取引を行うためにも、FXは余剰資金だけで行いましょう。
常にポジションを持ち、様々な通貨ペアを持つ
様々な通貨ペアに手を出してしまうと、管理しきれなくなり失敗してしまいます。
FXには多種多様な通貨ペアが存在します。それぞれに特徴があるため、新しい通貨ペアを取引する都度、勉強をする必要があるのです。また取引を行う通貨ペアが多いと取引に設ける時間が長くなり、本業や生活がままならなくなる傾向があります。
そのため初心者のうちは、管理が十分にできる1~2種類の通貨ペアだけで取引を行いましょう。
そもそも取引所のルールを把握していない
利用する取引所のルールを把握していないと、知らない間に損をしてしまいます。
FXの取引所はたくさんあり、それぞれに独自のルールが設けられています。「どこも同じ」と思わず、必ず取引を始める前に取引所のルールを確認しましょう。
今回は特に確認しておくべき取引所のルールを2つ紹介します。
- 強制決済(ロスカット)ルール
- スプレッド(取引手数料)
それぞれ順番にみていきましょう。
[getpost id=”5714″]
見ておくべきルール①:強制決済(ロスカット)ルール
強制ロスカットが執行されるボーダーライン(ロスカットライン)は、取引所によって異なります。
ロスカットラインを把握していないと、どれほどの資金が必要なのか、どれほどレバレッジをかけていいのか正しい判断ができなくなります。
DMM FX | GMOクリック証券 | 外為どっとコム |
証拠金維持率50%以下 | 証拠金維持率50%未満 | 証拠金維持率50~100%以下(10%刻みで設定可) |
見ておくべきルール②:スプレッド(取引手数料)
スプレッドとは、通貨を購入する時と売却する時の価格差を指します。スプレッドは狭い方が取引コストを安く済ませられ、利益が出しやすくなります。
スプレッドは取引所や通貨ペアによって異なるので注意しましょう。またスプレッドとは別に取引手数料を取る取引所があるため、スプレッドと取引手数料の両方を考慮しないと、せっかく利益を得たのに取引手数料を引いたら利益がなくなる場合があります。
DMM FX | GMOクリック証券 | 外為どっとコム | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.5銭 |
ポンド/円 | 1.0銭 | 1.0銭 | 1.0銭 |
取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
※2021年11月11日時点
成行注文しかやっていない
成行(なりゆき)注文とは、価格や時間を指定せずその時の水準で売買する注文方法です。
注文を出すとすぐに売買が可能です。一方価格変動が激しい時など、注文と同時に価格変動が起こると、希望と異なる価格で注文が確定してしまう可能性があります。
状況に応じて注文方法を変え、希望通りの取引ができるように心掛けましょう。今回は成行注文以外の注文方法を2つ紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
- 指値(さしね)注文
- 逆指値(ぎゃくさしね)注文
それぞれ順番にみていきましょう。
覚えておきたい注文方法①:指値注文
指値(さしね)注文とは、指定した価格で注文を確定させる注文方法です。購入注文は現時点以下の価格、売却注文は現時点以上の価格でなければ注文が成立しません。
指値注文は成行注文とは異なり、希望した価格で売買が可能です。ただし希望した価格にならなければ注文は成立しないため、売買のチャンスを逃す可能性があります。
覚えておきたい注文方法②:逆指値注文
逆指値(ぎゃくさしね)注文とは「指定した価格以上になれば購入」「指定した価格以下になれば売却」と、一定の条件を設けた注文方法です。
損切りに活用できたり、一定の利益を獲得したりするのに役立ちます。本業や家事が忙しく、チャートを見られない時に活用するのがおすすめです。
FXで失敗した人の体験談
実際にFXで失敗してしまった人の体験談を紹介します。改めてFXは誰でも失敗する可能性があるものだと確認し、しっかりと対策を考えましょう。
種780万から開始昨日今日でさんざんユーロでやられて
残金524万
スイエン惜しめだとおもいほぼ全力L
さっきメールなったからまさかな・・・
と思ったんだよ
ロスカット執行通知
ロスカット執行通知
ロスカット執行通知
口座残高
-2943800円
見た瞬間寒気&冷や汗&過去きゅう
昨晩2998万くらいの残高が有ったが
朝起きたら12万になってた
今頃になって実感が…20万位から何度も退場を乗り越え
3年かけて勝ち組になったと思っていたのに
もうトイレに行く事すら出来ないよ
どうやって立ち直ろうか
仕事も初めて無断欠勤したし
つらい
[getpost id=”5465″]
FXで失敗リスクを減らしたいなら自動売買ツールもあり
FXでの失敗するリスクをより減らしたいなら、自動売買ツールを活用するのもおすすめです。
自動売買ツールとは、あらかじめ設定した売買ルールに従って、システムが自動で売買を行ってくれるツールです。初心者でも簡単に取引を始められます。
ただし自動売買ツールは設定した売買ルールに従って取引を行うだけなので、臨機応変に対応ができません。
また自動売買ツールだけを利用していると、いつまで経っても自分の取引経験を積めません。将来的に自分で取引を行いたい方は、自動売買ツールに頼りきるのは控えましょう。
[getpost id=”5468″]
FXの失敗パターンを知ってリスクを減らそう!
今回はFXでの失敗について詳しく解説しました。
正しい知識が身に付いていなかったり、感情や勘に任せて取引を行ったりすると、FXで失敗して大きな借金を背負う可能性が高いです。
しかし自分に合った取引ルールを設けたり、自動売買ツールを利用したりすれば、損失を抑えつつ利益を安定して得られます。FXは誰でも失敗する可能性がある一方、誰でも効率良く利益が得られる確率が高い投資方法なのです。
FXに興味がある方は、当記事を参考にしながらしっかりとFXを始める準備をしましょう。
- FXは損失=失敗ではない
- 失敗するパターンを理解し、しっかりと対策すれば失敗するリスクを抑えられる
- 失敗のリスクを抑えたいなら自動売買ツールの利用もおすすめ
(監修者)恩田 雅之 http://onda-fp-jimusho.com/
CFP(R)認定者・証券外務員2種・金融知力インストラクター 1959年 東京生まれ 専修大学経営学部卒業後、16年間IT業界の営業に携わる。その間に資産運用に興味を持ちNPO法人日本FP協会のAFP®の資格を取得。2004年3月にCFP®の資格後同年6月に、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。資産運用のセミナーの講師、ブログやコラムの執筆や監修などの業務を中心に活動中。 >>監修者ページをみる